(美術室)
権蔵「それでは、美術委員の代表として、美術委員長を決めてもらえますかねぇ。基本的には、その美術委員長が私との連絡役となり、他の委員へは委員長から連絡してもらうといった感じですかね。まぁ、たいした仕事はありませんが。私としてはどなたでもかまわないので、みなさんで適宜決めてもらってかまいませんからぁ。」
(美術委員は私を含めて4人で男子2人、女子2人と均等ではあるもののやはり権蔵に嫌悪感を抱いているのは態度や表情を見れば明らかで…)
「先生…そんないきなり言われても…」
(私以外の生徒はやる気のない態度で面倒くさそうに文句を言っていたが…)
権蔵「私のいる前では決めづらいかもしれないので、美術準備室で待っていますよぉ。委員長が決まったらその方のみ準備室に来てもらって、他の方は今日は帰ってもらってかまいませんよぉ」
「はぁ…みんなどうする?って…」
(一方的に要件だけ突き付け美術準備室に入っていく権蔵…
他のクラスの美術委員達を見ると権蔵の異臭やキモさに皆が不満や愚痴をこぼすのを見ると聞くだけ無駄だと判断し…)
「私が委員長やるから…みんなはこのまま帰っていいよ…
権蔵の奴も今日は別に何もすることないから帰っていいって言ってたしさ
そもそもやることなさそうだし名ばかりの委員長なら私で十分だろうし…」
(みんなは『いやぁ~マジ助かるわ』、『あのキモ豚と同じ空間に居るのはマジ勘弁』だの暴言吐きながらも私には感謝し美術室を出て帰って行き…)
「はぁ…私も早く勉強しなきゃだし…一応話だけ聞いておかなきゃ」
(美術準備室)
「失礼します…」
(意を決しドアをノックし中に入ると…)
権蔵「貴女が委員長になってくれたのですねぇ。他の人がなるより嬉しいので、ありがとうございまぁす。これから本当によろしくおねがいしますねぇ」
「はぁ…はい…こちらこそ…」
(権蔵のテンションとは真逆の対応の私だが…
権蔵と二人きりになることに以前ほどの嫌悪感は感じなくなっていたが…
逆に妙に記憶が飛んでいる事が多くなっていることに違和感を感じ始めていた…)
権蔵「では、来月の文化祭に向けて準備をしていくことがメインとなりますので、よろしくお願いしますよぉ。今年の文化祭では、みなさんに美術に興味をもってもらうために、デッサン会を開催することに決まりましたからぁ。」
「デッサン会?」
(私自身美術に興味がある訳じゃないから特に気にはしてないが…
何をするのかも分かっておらず…)
権蔵「このデッサン会にすることは教員たちの間で決めたのですが、デッサン会の詳細は私が決めて良いことになってますから、先にお伝えしておきますねぇ」
「学校に美術部があるわけじゃないから…
興味を持たせるために先生達が決めたのだから私がどうこうは言わないですけど…」
(権蔵の目論見など知るはずもなく…
私自身最初で最後の文化祭開催と言うこともあり…他のイベントもどんなものがあるのかと楽しみにしている…)
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