咲夢さん、こんにちは。
ほんとムシムシしますね(>_<)
このごろ秋らしい秋が無くなってきてて……秋を返せぇ(--〆)
【DQNカップル編】
<ねぇねぇ、〇〇。ホテルはさっき館長さんが言ってた、〇〇市の△△ってホテルにするの?今スマホで調べてるんだけど、そこにSMルームがあるみたいよ(笑)>
話しながら、運転している男の太腿に手を這わせ動かしている女。
その手は焦らしているのかたまに男の股間に一瞬触れては離れを繰り返している。
<SMルーム??そりゃいいね。〇恵を縛り上げて拘束して、動かなくしてから(笑)>
<何できそうに話してんのさ〇〇。あんた女縛ったことないでしょうに(笑)>
<確かに…それはないわ。。どう今日初体験させてくれる?>
<う~ん、どうしよっかなぁ(笑)>
痛車は、咲夢や将たちがいる道の駅の前を通り過ぎる。
男の手も女の股間を触り始める。
<吊り橋行ったら、ここの道の駅で飯食おうや。飯食って体力付けてその後は、そのホテルで(笑)>
<もうっ、〇〇ったら…ばかっ知らない……(赤面(笑))>
信号待ちを利用して、キスを繰り返すDQNカップル。
【本編です】
DQNカップルの痛車が通り過ぎて十数分後、建物から出て車に戻って来る咲夢たち一行。それぞれの手には、お土産の袋が大量に下げられている。
「しかし、買い込んだねぇ母さん。食品サンプルと抹茶だけかと思ったら、お菓子をこんなに…(笑)」
<あら、知らないの将?日本のお菓子は海外でも人気なのよ。>
「いやそれは聞いたことあるけど…。買いすぎじゃないのこれ。持って行くの大変でしょうに。」
<馬鹿ね。スーツケースに仕舞えれば、後は押したり引っ張ったりしていくだけでしょ。>
「簡単に言ってるけど、押したり引っ張ったりするのは、お義父さんでしょ。」
啓輔に視線を投げる将、将のその視線に気が付いて、苦笑を浮かべている啓輔。
<将しゃべってないで、早くリアハッチ開けなさい。咲夢だって荷物持ってくれてるんだからね。>
「はいはい……わかったよ。」
ドアロックを解除し、運転席側のドアを開けて、リアハッチのロック解除レバーを引く将。
その直後、リアハッチが開かれる音がして、荷物を置く音、義父と母の会話、そこに咲夢の声が混じる。
エンジンをかけてから、一度後ろに回り母に自分が持っていた袋を渡す将。
「荷物載せたら、早く乗ってね。吊り橋寄って、今夜の宿に向かおう。。」
数分後、リアハッチが閉じられる音に続き、三か所それぞれのドアから車に乗り込んでくる三人。
三か所のドアが閉じられる音に続き、
<お待たせ将。>
「じゃあ、行こうか。シートベルトしてね。。咲夢も。。
助手席に座った咲夢に声をかけてから、車を発進させる将。
社内では吊り橋に関する話題や、今夜の宿に関する話などが繰り広げられ、車はいつの間にか吊り橋の駐車場前に。
「さあ、着きましたよ。天気も良くて風も無いから、吊り橋揺れなくて済むかも。」
将がそう言いながら、駐車スペースを探しながらゆっくり車を走らせていると母が、
<ちょっとちょっと、将・啓輔さん・咲夢も、あの派手な車、痛車って言ってたっけ、あの車あそこに止まってるわ。>
停車させ母の指指す方向を見ると、そこには何度か見た痛車が停まっている。
「あっほんとだ。。あの車の隣は空いてるけど、離れたところに停めたほうがいいよね。」
誰にともなく言って、吊り橋への入口へはちょっと離れたところに空きスペースを見つける。
「会うなんて可能性は低いだろうけど、また絡まれても面倒だし、ここから歩きましょう。」
<ねえ、将。吊り橋行くの止めて、お宿行きましょうよ。どうしても寄りたいなら明日の帰りに寄ればいいじゃない。>
<うん、そうしないか将君。なぁ、咲夢もそう思うだろ。>
どこかホッとしたように、涼香の言葉に同意を示した啓輔は、咲夢にも同意を求める。
【再びDQNカップル編】
一行が吊り橋に寄るかどうか話しているころ、じゃれ合いながら歩いていたDQNカップルは、吊り橋の前に。
<〇〇、本当にこれ渡るの?やめない?>
<〇恵怖いの?怖いんだろ(笑)大丈夫だよ、風もないし揺れないよ。もし揺れても俺に抱き付いてりゃ大丈夫だし。>
<あんたがわざと揺らしそうで怖いのよ(笑)>
<俺が?そんなことしないって…>
揺らす気満々だったことを当てられてしまい、少しむすっとした表情の〇〇。
吊り橋寄るか寄らないかお任せ(笑)
DQNカップルがやらかす予定だったのは、吊り橋をわざと揺らすでした(ばれてたかな?(笑))
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