咲夢さん、こんにちは。
レスできず申し訳ないです。
【本編です】
食事を進めながら、三人のやり取りを聞いている将。
『(お義父さん・・・母さんとは長い付き合いなんだから、母さんの勝気な性格分かってそうなものなのに・・・)』
そう思い徐に汁椀に口を付けたところで、急に義父から声をかけられる。
口に含んだ味噌汁を飲み下し、
『は、はぁ・・・それより早く食べないと折角の食事冷めちゃいますよ。早く食べて、もう一度お土産見に行きましょうよ。緑茶とかなら荷物にならないし、良いんじゃないですか?』
そう言いながら、汁椀を膳に置いてから
『咲夢も母さんも、それくらいにしてあげて(笑)』
一言付け足してから、食事に戻る将。
『咲夢さっきあげた、貝柱のフライ美味しいよ。冷めないうちに、ねっ。』
どこか不満そうな表情を浮かべる三人だったが、食事に戻りそれぞれが食べ終え、食後のお茶を飲み一服していると母が、
<ちょっと花摘みに・・・咲夢もいきましょ。>
そう言って、半ば強引に咲夢を伴って席を立ち、二人楽し気に歩いていく。
それを見送りながら、将は義父に
『お義父さん、母さんには口じゃ絶対に勝てませんから(笑)』
<あぁ、分かってはいるんだが・・・知り合った頃はもっと、優しかったんだけど。>
『あっ、そんなこと言うと母さんに言いますよ(笑)』
<だ、駄目だ。将君それだけは絶対に駄目だぞ。>
『大丈夫、言いませんよ(笑)旅行中に喧嘩されちゃ、こっちが困りますから。』
<頼むぞ将君。絶対だからな。>
『言いませんって。安心してください。』
笑いあっていると、咲夢と母が戻って来る。
<あら、楽しそうに・・・男同士何の悪だくみかしら(笑)>
『悪だくみなんて酷いなぁ・・・これからの予定を話してただけだよ。もう一度お土産見て、吊り橋寄ってから、宿にって…』
<どんなもんかわかりゃしないけどまあいいわ、そう言うことのしてあげる。>
『ありがとうございます(笑)じゃあそろそろ行きましょうか。』
店を出ると、ところどころにある土産物店を冷やかしながら建物内をゆっくりと歩く一行。
『ほら母さん、抹茶だって・・・抹茶とかいいんじゃないの?海外の人には人気あるみたいだし。』
【DQNカップル編(笑)】
<ねぇねぇ・・・なにこれぇ、受けるんですけど(笑)こんなに大きかったらあそこ壊れちゃうわよね。>
<そう?こっちの浮世絵っていうの見てみろよ。しっかり咥えこんでるぞ(笑)赤ん坊の身体出てくるんだから、それくらいなら伸びるんだろ、ここ。>
展示物を見ながら女の股間に手を伸ばす男。
<こんなとこでだめだったら・・・もう。。ほら館長さんの説明があるみたいよ、どうせなら外行って聞いてみましょうよ。>
外に出ると、いつのみにか何台かの車が止まっており、何組かの男同士のグループ、男女のカップルが三々五々集まって来ると、一人の年配の女性が建物から出てきて、何事かしゃべりだす。
<ははは、くだらねぇ(笑)吊り橋寄って、そのあとラブホ行こうぜ。>
<う、うん・・・見て。さっきの館長さん台から下りて、お客さんのお股触り始めた。>
そんなことを話してるうちに二人の前に来た館長。まずいきなり男の股間に手を伸ばし一物に触れる。
<う~ん、発芽したての植物の芽くらいの大きさね(笑)こんなんじゃ彼女さんを満足させることなんて>
そう言いながら今度は女の股間に手を伸ばしながら
<ありゃりゃ、こっちはこっちで・・・お似合いのお二人ってことね。今日はこれからどこかにしけこむのかしら。だったら〇〇市の△△ってホテルお勧めよ(笑)>
台の上に戻った館長。一礼してから
<今日は、わざわざ〇宝館に足をお運びいただき、ありがとうございました。どうか帰り道事故など起こさぬよう気をつけてください。追突するのは男女間それもそれぞれ裸でいるときだけにしてください。。ではくれぐれもお気をつけて。また機会があれば足をお運びください。>
館長のその言葉をきっかけに、車に乗り込むもの、館内にはいっていくものなど集団がばらけ始める。
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