将さん、おはようございます(´・ω・`)
生憎の雨ですね。
体調には十分気をつけてください。
【回想編です。】
将に脚を閉じないように言われ健気に言うことを守る咲夢。
「…将さん、このままだと……、見えちゃいます……。」
そうは言いながらも将の硬くなったモノを感じると鏡から目を離せないでいる。
「咲夢…も、将さんを……洗いたいです…。」
そう言っても将は肩に手を置き立ち上がらせてくれないし耳元では『閉じちゃだめだよ。』と言ってくる。
「将さん、このままだと……、ンッ、お胸が…ツンってなってます……。」
自分の変化を口にしていることが将を喜ばせてることに気づいていない。
【ナカイチ編です。】
〈あー、あれ以来、さくらちゃんのライブもないし今年入学した糞餓鬼どもは手が付けられないしイライラするな!!〉
パソコンを開きながらお湯を沸かしカップラーメンとビールを用意していた。
【取引会社と中嶋泰恵編です。】
モデルに怪我をさせようとして付き添いの相手に怪我をさせてしまった、それも爪で将来的にも跡が残ってしまう様な怪我。
同じ部署の人たちがヒソヒソと噂話をしている。
〈美人だからって上から物言ってたものね。〉
〈そうそう、さっきヤンキーっぽい男に怪我させたくらいでとか言ってたんだって。〉
〈えー、何それ酷くない?顔に傷でしょう?〉
〈うん、そうだよ、俺だってもし息子がそんな怪我負ったら許せないよ。〉
〈一生残るかもなんでしょ?〉
〈何よ!言いたいことがあるなら面と向かって言いなさいよ!〉
〈中嶋さん、男だって顔に怪我は嫌なもんだ、会議室て悪態ついてたって聞いたよ、僕は中嶋さんがそんな人だったなんて残念だよ。〉
〈みんな、仕事よ、仕事、今日のことで次の打ち合わせが延期になったんだから取り戻して!
この件だけじゃなんだからね、あっ、中嶋さん、私物まとめて帰ってもらえないかな?〉
〈ま、まだ処分が……。〉
中嶋泰恵が何を言っても誰も応えてくれない。
【浜田鮮魚店編です。】
〈おっ、奏楽、男前な面になったな、母ちゃんから聞いた、偉いぞ!〉
〈父ちゃん、自慢の息子か?〉
〈あぁ、よくやった!〉
ガバっと深々と頭を下げる城井茉衣。
〈奏楽のお父さん、お母さん、今回は私のせいで奏楽に怪我させてごめんなさい!〉
後ろから肩に手を置く女将さん。
〈怪我したのが茉生ちゃんでなく奏楽でよかったんだよ。
茉生ちゃんはモデルするんだろ?そんな娘が顔だけじゃない怪我をしたら大変だろう?〉
〈そうだよ、マイマイ、気にするってことはないって!〉
頬に大きな絆創膏を貼っている奏楽がガハハハっと笑う。
【本編です。】
玄関まで迎えに出ると靴を脱ぎリビングに向かってくる将から話を聞き茉生から連絡が来たと話す。
「茉生さん、だいぶ落ち込んでいましたがお仕事の方は大丈夫なんでしょうか?
それと奏楽さんのお怪我は酷いものではないのでしょうか?」
怪我の内容は将にも判らないと言われる。
「……中嶋さん、後腐れない関係と仰っていたのに将さんに触れて恋人になりたくなってしまったのでしょうか?
今後も中嶋さんにお会いする事あるのでしょうか?」
将が買ってきた鱸を受け取りキッチンへ。
「ご飯とスープ、サラダとあとは焼くだけになっているスペイン風オムレツを用意してあります。」
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