将さん、こんにちは。
暑くなってきましたね…、しかも今日は天気の急変があるみたいだし体調管理に気をつけないとですね。
【回想編です。】
「今日は咲夢が将さんを先に洗いたかったのに……。」
シャワーを掛けられ手でソープを塗られながら少しした抗議をするが
将の手が身体を這いまわり肩甲骨、擽ったい部分へ差し掛かると身体を捩ると
鏡カメラに映っている胸が弾み手から逃れるように身体を前に出すとアップの胸、先ほどリビングで咥えられた胸の先の蕾が少しプクッと尖って鏡に映ってしまう。
「ンッ、将さん、それされると…、身体が勝手に動いちゃいます……。」
将の手が移動するたびに、ピクンと身体を動かし息も漏れ、時折嬌声を漏らす。
「し、将さん、お胸の横…、擽ったいような……、き、気持ちいいような感じがぁ……。」
気持ちいい。と素直に言葉にしたのは初めてかもしれない。
【本編と病院編です。】
将との電話が終わり暫くすると着信が見ると城井茉生と表示されている。
「どうかされたのでしょうか……?
はい、野乃崎です、茉生さん、どうされました?」
〈咲夢っち、奏楽が……。〉
茉生を庇い怪我をしたことを知る咲夢。
〈咲夢っち、どうしよう、どうしたらいい?〉
「親御さんがいらっしゃるまで茉生さんがそちらにいらして説明するしかないと思います。
でもなぜ咲夢に連絡を?」
〈あっ!それ、咲夢っち中嶋恭恵って知ってる?そいつのせいで奏楽が怪我したんだよ。〉
「……中嶋さんですか、将さんのお仕事関係の方です。
その方がなぜ茉生さんに危害を加えようとしたのですか?」
〈あーし、モデルになったんだよね、で、仕事で山神さんに会ったら
中嶋とか言う小母さんが山神さんに絡んでてだからあーしが山神さんには咲夢っちがいるんだよ!って
入学式のときの写真見せたら逆上して仕事降ろされてそれで逆恨みで……。
咲夢っち、周辺に気を付けてって悪いけど山神さんに伝えておいて。〉
【企画会社、中嶋恭恵編です。】
〈モデルに傷をつけようなんて何を考えているんだ!
そんな社員はこの会社に在籍させるわけにはいかない!
怪我をした青年にも青年のご家族にもどのようにお詫びしたらいいのか。
モデルさんのご家族にも……、お詫びに伺わなければ……。〉
頭を抱える副社長と部長。
〈山神さんはこの事を知っても仕事を受けてもらえるだろうか…。〉
〈モデルに怪我なかったんだからいいじゃありませんか!
山神さんには私から連絡しますから!〉
〈中嶋さん、あんたが担当なら山神さん、仕事しないと言ったんですよ。〉
〈そんな事ないわよ!〉
〈君が山神さんに興味を持ってるのは知っていたが婚約者さんがいらっしゃる男性に言い寄るのはどうかと思うぞ。
私も庇いきれない、副社長、中嶋の処分はどうしますか?〉
〈出勤停止でほとぼりが冷めたら部署異動と思っていたが…、中嶋には自主退職をすすめる。
解雇で退職金がないのと自主退職で退職金有りとどちらがいいかよく考えなさい。
青年の……浜田くんに治療費やら慰謝料やら払わなければならないんだぞ。〉
〈慰謝料……?〉
〈当たり前だろ!怪我をさせてるんだぞ!〉
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