将さん、こんばんは。
暖かいような涼しいような変な天気でした。
梅雨に入ると気分も沈んでしまいます(´・ω:;.:...
【本編です。少し戻ります。】
将は照れながらママさまはこんな時しかないとばかりに笑顔でハグをしてから歩き、車へ。
「将さん、お顔が赤いですよ?(小声)」
久しぶりの家族のふれあい、Petit Champ de Fleursの前を通り過ぎると父さまが食べていこうと誘ってくれる。
「はい!食べていきたいです。」
〈その前に和夏さんのところに寄りましょう。〉
「ママさま、ありがとうございます。」
〈咲夢を産んでくれたお母さまにご挨拶しないとね。
将も言いたいことあるなら和夏さんの前でね。〉
突然、将にそう声を掛ける涼香と啓輔は何か言いたげでいるが黙ったままでいる。
車を降りるとお花屋さんでダリアが丁度いい感じで咲いている。
「父さま、濃いピンクと薄いピンクのお花を母さまにお渡ししたいです。」
〈……そうだな、涼香はどう思う?〉
〈咲夢が選んだお花です、和夏さんも喜んでくれるはずですよ。
将もそう思うわよね?〉
購入して母さまの場所まで歩いているが……、誰も話さないでいる。
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