咲夢さん、こんばんは。
大丈夫ですか?
まだまだ気温乱高下してますが、今以上悪化しないように願ってます(#^.^#)
再開発始まってること、了解です。じゃあ、林も関わってくること(賞はグランプリ?)で。(笑)
本編です。
仕事部屋で、新しく受けたCASTLEブランドのCMコンテを考えながら
『ファッション関連のCMって、やっぱりモデルが必要だよなぁ。ブランドの社長がモデルは用意してあるって言った意味が、よくわかったわ…モデルを交えての打ち合わせは、また後日って言ってたけど、まさか旅行日程とは被らないよな…そうなったら打ち合わせ日伸ばしてもらえばいいか。』
そう独り言ちて、背もたれに大きくもたれかかった時、壁にかけていた時計が目に入る。
『おっと、もうこんな時間…咲夢を大学まで迎えに行かないと。。咲夢から渡された入場許可書も忘れないようにしないと…』
軽く身だしなみを整えマンションを出た将は、正心女子学園の来客用駐車場の入り口にある受付に、入場許可書を提出して車を乗り入れ、駐車スペースに車を停めて、<来客用駐車場の、校舎に一番近いところに、停めてあるから>と咲夢にメールを入れてから、なぜか遠慮がちに周りを見回す。
『当たり前って言えば当たり前だけど、歩いてるの女性だらけだよ…たまにいるおやじは教員(教授・准教)か?あの教員とかはこの環境、気後れしないのかね…』
シートを倒し、横になると目を閉じる。
『そんなこと考えるのは、どこかに邪な気持ちがあるってことか…俺には咲夢が…咲夢だけだって。』
コンコンと窓ガラスを叩く音で、目を開いた将は、音のした方向に目を向け、パワーウィンドウを下げ、ドアロックを外し、シートを戻し笑顔を向けながら、
『お帰り、お疲れ様咲夢。』
【林編】
<(グランプリ取れたばかりか、橘先生と仕事できるなんて、夢のようだな…)>
CADを扱う手を止め物思いに耽る林。再開発の件で橘設計事務所を訪れた時のことを思い出していた。
<(盾やトロフィーがたくさん飾ってあって、賞状や今まで先生が手掛けたものなのか、イメージ図も…)>
<代表、何にやけてるんですか、早くやらないと納期までに間に合いませんよ。>
その声で我に返る林、照れ隠しに、
<失礼な、にやけてなんかいない!考えていただけだ。君の方こそ原価計算は終わったのかい…>
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