咲夢さん、こんばんは。
寒いです( ノД`)シクシク…
暖めてぇ。。
本編です。
朝食・片付けを終えると、バイトへ行くと言う咲夢と共に玄関へ行くとそこでかたい抱擁。
抱擁を解き咲夢を見ると、物問いたげにこちらを見つめている咲夢と視線が合う。
意図をくみ取り、軽く唇を触れさせると、おでこを軽く突いて
『咲夢、愛してるよ。。行ってらっしゃい、気をつけてね。』
と言って、玄関から出てエレベーターホールに向かう咲夢を、姿が見えなくなるまで見送る。
『さて、軽く掃除と洗濯をして仕事仕事と・・・』
パソコンに向かって作業を続け、気が付くと13時過ぎになっていた。
『もうこんな時間か…作るの面倒くさいし、下のコンビニ行っておにぎりとパンでも買ってくるか。』
コンビニに行きレジに行くと、あの店員が<(あれっ、今日は一人なんだ?)>という視線を投げたがそれには気が付かず、カードキーで会計を済ませて部屋に戻ると、コーヒーを淹れるために薬缶をコンロにかける。
お湯が沸くまでの間、おにぎりを齧りながら置きっぱなしにしていたスマホを見ると、咲夢からメッセージが残されていた。
『咲夢も心配性だなぁ・・・』
電話をかけようとして時計を見ると、13時半。
『この時間じゃ、午後の仕事中だよな。電話かけても出られないだろうし…』
メールで【今食べてるよ(ハート)】とメッセージを送信してから、コーヒーを淹れるためにキッチンへ。
コーヒーカップとパンを持ち仕事部屋に行くと、飲食をしながら、午前中の続き。
コンテを書き終え、担当者にメールを送り冷めたコーヒーを飲んでいると、仕事用のアドレスに着信。
メールを開くと〇〇株式会社から、新しい仕事を依頼したいとのこと。
『新規の仕事は嬉しいけど、ファッションか…あんまりやったことないんだよなぁ…それに担当が中嶋君だろ…もう顔合わせたくないな。。』
メールを見ながらそんなことを考えていると、インターホンが鳴ってドアの開く音が続き、「ただいま帰りました。」との咲夢の声。
時計を見ると17時過ぎに…
仕事部屋のドアを開けながら
『お帰りぃ…』
と言ってから、急に思い出して
『ってやばい、洗濯物干しっぱなしだ、取り込まなきゃ。。』
将の慌てている様子を見て、苦笑している咲夢。
【林編】
一度自宅へ戻り事務所へ出勤した林は、早速パソコンを起動する。
その林の様子を見て、雇っている従業員が
<代表、今日は遅い出勤ですね(笑)どうしたんですかそんなに慌てて(笑)>
<いや、急いで検索しないと忘れちまうから…城井建設城井建設っと。>
検索ボックスに入力してから
<君、城井建設ってところ知ってる?何とか賞ってのを開催するみたいなんだけど。>
<城井建設…どこかで聞いたような気も…って代表何とか賞って、応募するんですか?代表、賞レースなんかこれっぽっちも興味なかったじゃないですか。。どういった心境の変化です?>
<いや別に……これと言って……>
橘大悟の娘と付き合い始めたと言えない林。
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