将さん、おはようございます(*´∀`*)
寒いです…、風が強いようです(槌槌~槌槌)
外行きたくなったなぁ~……。
【番外編で~す。、少し未来。笑】
ソワソワソワソワ……、待ち人を持つ男。
ウロウロと駅前のロータリーを行ったり来たりし改札口に来ては時計を見、またウロウロとしている。
〈少し早く来すぎたか、言われた通りこの格好で来たけど…、似合わなくねぇ?〉
駅前の窓口入口のガラスに姿を写し頭を捻り唸り声を上げている。
ブラックジャケット(八百屋のおじさんの若い頃の借り物)薄手の広いセーターにブラックジーンズ、革靴。
だけど髪型は金髪リーゼント。
待ち人は城井茉生、給料日が過ぎコーディネートしてくれると呼び出されたのは浜田奏楽である。
茉生の姿が見えると両手を高く上げブンブンも手を振る。
〈茉生ちゃゎぁーーんんーー!ココだよーー!〉
ツカツカツカツカと近づき挨拶前にデコピンをする茉生。
〈見えてるしそんなでかい声出すな!それからマイマイな?〉
〈イテテテっ!そんな事言われてもマイマイとのデート楽しみにしてたんだぜ。〉
〈これはデートではありません!あーしの勉強でもあるコーデのセンスを磨く勉強会です。〉
〈でもふたりきりだぜ。〉
〈はいはい、行くよー。〉
〈マ、マイマイ、待ってよーー!〉
茉生に続き奏楽も改札の中へ入って行く。
目的地はターミナル駅にあるアパレルブランド“CASTLE”だが
その前に茉生の担当美容師のアシスタントに奏楽の髪型を変えてもらう目的もありヘアモデルを頼んだ。
〈あーしの友だちがさー、困ってるんだよ、いいよな?かっけー男は困ってる女の子を助けるのがかっけーんだよ。〉
まんまと乗せられヘアモデルになる奏楽。
出来上がったのはツーブロックモヒカン、金髪だけど。
〈うぉっ!中々似合ってるな!〉
〈マジかマイマイ!今度からこの髪型にするかな?〉
〈上手く行ったじゃない、良かったわ。
(マイマイが失敗してもいいって言ったけど安心したわ。)〉
〈は、はい、今度こそ成功しました!安心しました。
ありがとうございました、自信がつきました!〉
奏楽の両手を取り握りペコペコとお礼を言う小悪魔系アシスタント。
鼻の下を伸ばしデレデレとしている奏楽が何となく面白くない茉生。
バチンッ!お約束のように背後から奏楽の頭の上にカバンを落とす。
〈イテッッ!マイマイ何するんだよ!〉
〈うっさい!次行くよ!じゃ、〇〇さん、今度はあーしがカットに来るからヨロシクね!〉
〈ありがとうございました。〉
テクテクテクテク…………。
〈マイマイ?〉
無言の茉生。
〈オーイ、マイマイ?〉
まだ無言。
〈マイマイさーん、聞こえてますかー?〉
〈そんなにデカい声出さなくても聞こえてるっうの!〉
〈いやさ、何だか機嫌悪そうだからどうしたのかと思って……。〉
〈機嫌なんて悪くねーし!行くよ!〉
スタスタスタスタスタ……。
茉生の後を追うように歩く奏楽。
※本編は午後になります。
今日は午前中でお仕事終わりです(*´∀`)
お時間がありましたらお相手してください。
奏楽&マイマイの番外編、面白がってくれたら嬉しいです∠(`・ω・´)
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