咲夢さん、こんばんは。
今日も寒いです…明日は一息つくとか言ってますが、どうなんでしょ?
本編です。
『ありがとう、ついでに鰤も一切れ湯がいてくれない?』
と言って、自分が使っていた呑水を咲夢に渡しながら
『饂飩?まあいいか。優勝者様の言う通りにしてやる。りんちゃんと咲夢は他に何か頼む?』
<そうですねぇ…咲夢は何食べたい?>
お品書きを開き、咲夢と話し始める鈴子。
『そう言えば林。おまえさ、りんちゃんが合宿中は仕事とフィギア作りに精出すって言ってたよな、それに今まで興味なかった賞レースにも挑戦してみようかって。』
<あぁ、言ったけど…それが?>
『いや門外漢だから分からんのだが、住宅専門のお前に挑戦できる賞レースってあるのかと思ってさ。』
<住宅だっていろんな賞レースがあるよ。今流行りのSDGsとかエコとか環境とか。そういえばこの前ネットでちらっと見かけたんだが、なんとかって建設会社が今年から賞レースを主催するらしい。>
『お前なんとかって建設会社だけじゃ、応募のしようがないだろうが(笑)』
<事務所に戻れば資料見られるようになってるよ、心配するな。それを最初の目標にしようかと思ってる。>
『そうか、一応お前も考えてるんだな。』
<俺だってやるときにはやるんだぞ(笑)>
<そうですよ山神さん。正憲さんはちゃんと…>
そう会話に割って入り、顔を赤くする鈴子。
【茉生&奏楽編】
ファミレスの入り、席について注文をすると、おもむろにスマホで検索しだす茉生。
<マイマイ、何調べてるのさ?>
<ちょっと待ってろ、奏楽。今親父のブランドの服見せてやるから…ほらこれだ。>
そう言いながら、一つのページを表示させてスマホを奏楽に見せる茉生。
そこにはストリートファッションを身に纏った男女モデルが、笑顔を見せている。
<castle?カ・ス・ト・レ・?なんて読むんだこれ?>
<全くもう…奏楽お前って奴は…キャッスルだキャッスル…城って意味だ。城井の城。安直だろ。安直すぎるネーミングで笑っちまうよな(笑)作業服から始まったのに、今やこんな服も作ってるんだぜ。>
<ふーん、なかなかかっこいいな。。>
ページ内を食い入るように見ていた奏楽だったが、下の方に”シロイ建設株式会社”というバナーがあることを発見する。
<これってマイマイの親父さんの会社だよね。>
そう言うとスマホの画面を差し示す。
<うんそう。。タップしてみてもいいぞ。でも見ても面白くないけどな(笑)>
林と関わらせようかな(笑)
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