将さん、こんにちは。
睡眠の質はあまり良くありません。(・・;
今日も冷えますね…、冬はあまり好きじゃありません。
【本編です。】
「将さん、どう投げれば…。」
と言いかけた時、林がボールを持たず丁寧に教えてくれ。
〈山神が怒るだろうから手取り足取りは出来んが…。〉
咲夢の後ろに立ち腕を持ち軽く動かしてくれる将。
「将さん、ありがとうございます。」
〈山神さん、お優しいこと。(クスクスと笑う鈴子。)〉
〈昔のお前じゃ考えられない行動だな。〉
「そうなんですか?」
後ろを振り返り上目遣いで将を見る。
〈……咲夢ちゃん、そんなに山神がいいのかよ。〉
将を見上げる咲夢の瞳はキラキラとしていて空気の読めない奏楽でも恋をしてます。と解る瞳。
〈奏楽、そんな簡単に諦められるんだな、あーしは違うから!〉
〈諦められるとかじゃねーんだよ、咲夢ちゃんの目がな…。
あっ、俺投げるわ。〉
ドタバタと音を出しながらフォームに入りゴロンっと言う音を立てボールがレーンを転がる。
〈奏楽、何だその投げ方は!〉
〈正憲さんのフォーム、比べたらいけないんでしょうが綺麗なんですね。〉
〈うっせー、鈴子!お前、口閉じとけ!〉
〈す、鈴子!なぜただの知り合いの貴方に名前を呼びつけにされないといけないのです?〉
〈えっ、じゃあ、なんて呼べばいいんだよ!〉
〈妥当に橘さんじゃないかしら?〉
〈名前ですらないのかよ……。〉
「浜田さん、自己紹介してませんしお話もしてませんし、りんちゃんにお会いするの2度目ですよね?
咲夢の場合は商店街のお仲間として知っているわけですし……。」
〈えっ!咲夢ちゃん、商店街のお仲間?恋人候補とかもない?〉
「えぇ。」
〈友だちは?〉
「友人でもありません。」
〈商店街の?〉
「はい、商店街に勤めているお仲間です。」
がっくり肩を落とす奏楽に林が。
〈浜田くん、ボール!レーン!〉
ストライクを決めた奏楽。
〈えっ、初心者の浜田さんがストライク?〉
「浜田さん、良かったですね。」
〈奏楽、出来した!〉
茉生とハイタッチをする奏楽、その流れで咲夢にも近寄り…。
「咲夢も頑張ります。」
笑顔で返されハイタッチは出来なかったがメロメロになる奏楽。
林さんのボロ勝ちも面白いですが……。
ビギナーズラックで奏楽さんでも。笑
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