将さん、こんばんは。
疲弊してしまい考えることも出来ずでした。
【クリスマス編です。】
ふたりでパーティーをしようと咲夢は頼んでいたケーキを受け取りに商店街から離れたケーキ屋さんに来店している。
(本当は手作りをしてみたかったのですが…。
まだ咲夢には難しくて結局、お店のケーキですがこのお店のケーキはみやびさんが美味しいと教えてくれましたから楽しみです。
将さん、喜んでくれるかなぁ?)
頬はゆるみケーキを受け取り店を出ると咲夢の前に並んでいた女の子が下を向き呆然としている。
……そこには落ちたケーキの箱。
「落としてしまわれたのですね。」
コクコクと頷くと泣き声をあげ泣き出す。
「ケーキ、予約制ですから新しいのは難しいと思います。
よかったら私のケーキと変えますか?」
〈えっ!…でもわたしのケーキ、グチャグチャ…。〉
「大丈夫です、お姉さんは大人ですから。」
〈……お姉さん、ありがとう、取り替えて下さい、妹が楽しみにしてるの。
本当にありがとう。〉
「私は出来ることしかしませんよ。泣かないでね。」
……「ただいま帰りました、将さん、すみません、咲夢、躓いてしまい落としてしまいました…。」
形の崩れたケーキの箱を渡す。
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