将さん、おはようございます。
爽やかな目覚めとは言えませんが今日で考えるのをやめようと思います。
【本編です。】
リビングに戻ってくると林の清々しい顔にオーラを読み取る。
(林さんから紺碧の色がなくなりました、何かあったのでしょうか?)
その考えを隠しながらキッチンへ炭酸水と100%のリンゴジュースを再度用意し、お菓子と運んで将の隣へと。
鈴子は林の隣に座り四人で箱根の思い出話などをしていると咲夢が欠伸をする。
それが移ったように鈴子も欠伸を。
〈すずたちそろそろ眠ったらどうだ?〉
〈それは私に早く眠ってもらって山神さんと内緒話でもするつもりですか?〉
〈違う、違うってば!〉
慌てる林に鈴子がお腹を抱えて笑い出す。
〈じ、冗談だから、ふふふっ…正憲さん、真面目なんだから。〉
(咲夢も将さんと冗談が言い合える関係になるのでしょうか?)
施工を飛ばしていると
〈咲夢、咲夢、あーい、咲夢さ~ん?〉
「あっ、りんちゃん、何か言いましたか?」
〈歯を磨いてそろそろ横にならないかと……。
それに明日の服装は私が選んだ双子コーデよ。〉
〈……あっ!今日のふたりの服装も色違いの双子コーデと言うやつだったのか……。
迂闊だった、写真撮ればよかったよ。〉
〈将さんが撮ってくれているはずですよ、ねっ、将さん?〉
将と林に挨拶をした後、自分たちの食器を片付けてから身支度を整えリビングへ。
「将さん、林さん、お休みなさい。」
〈正憲さん、山神さん、おやすみなさい。〉
パジャマと言う無防備な服装、男たちの妄想を掻き立てる。
〈山神、…すず、ブラしてるのかな?ノーブラ?
柔らかなパジャマでお尻が強調されてて上向きのお尻だよな……。
パジャマまでお揃いとは恐れ入りったよ。
咲夢ちゃんも……、わっ!山神、睨むなよ。〉
咲夢の部屋では。
「りんちゃん、咲夢のベッドでふたり眠れるでしょうか?試してみませんか?」
〈少し窮屈だけど眠れるわよね?〉
「咲夢もそう思います、りんちゃん、ベッドで眠ってお布団は林さんにお貸ししたいと思うのですが。」
〈ありがとう、咲夢!〉
リビングに鈴子が将を呼びに来て部屋に来てほしいと鈴子の悪戯心で内容を話さず
将を咲夢の部屋に呼ぶと咲夢が敷ふとんをリビングへ運んでほしいと頼む。
「明日のデートに差し障るとりんちゃんも林さんも気の毒です。」
〈山神さん、今日の双子コーデは咲夢が選びましたが明日は私が選んだコーデなので普段と違う咲夢をお楽しみに~。〉
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