将さん、こんにちは。
会いたいと言ってもらえて嬉しいです。
思いの外、長く掛かってしまい申し訳ありませんでした。
戻ってきてやっと休んで気が抜けたのか疲労が溜まっているのか
帰宅後、そのまま眠ってしまい先程起きましたがまだ起き上がる気力がありません。苦笑
【本編です。】
八百屋さんとお肉屋さんで買い物をし荷物を預かってもらい今度はお魚屋さんへ。
咲夢には愛想よく、将にはぶっきらぼうに挨拶をする息子にお辞儀をし。
「今日、友人たちとたこ焼きとするのでその食材を買いに来ました。」
〈咲夢ちゃんの友達かー、で、このオッサンも一緒なんだな。
嫌な思いさせられてないか?変なことされてないか?大丈夫か?
いつでもオレのとこに来いよ!〉
「前にも言いましたが将さんと咲夢は婚約していますし嫌ことなどされてませんよ。
それに咲夢は将さんを好いていますから……。(頬を染める。)」
息子の頭の上に親父さんが落としたであろう煎餅の蓋がいい音を鳴らし聞こえる。
〈このバカタレが!婚約者いるお客さん、口説くなって言っただろう!
ゴメンな、咲夢ちゃん、でも咲夢ちゃんがこの店の嫁に来てくれるのは大歓迎だ!〉
バコーンっ……と今度は親父さんの頭に煎餅の蓋が落ちる。
〈うちのバカどもが済まないね。
ホラ、愚図愚図してないで茹でダコ持っておいで!
あと海老なんてどう?いい車海老が入ってるんだよー。〉
用意してもらっている間に。
「お魚屋さんの息子さんは本気で咲夢を誘っているのでしょうか?」
困惑しながら将のことを見上げる。
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