咲夢さん、こんばんは。
今日は多少は楽だったですかね・・・暑いのは暑かったですが(汗)
本編です。
咲夢に話を合わせて
『旅行だと、移動も楽しみの一つですから(笑)駅でお願いします。』
後部座席の真ん中に座ると、運転手に何か感じた?という意味を込めて、咲夢を見るが咲夢は腕にすがりながらも、車窓に目を向けている。
タクシーがトンネルに入ると、ガラスに映った咲夢と目が合う。
その顔は、タクシーを降りてからと訴えているようで。。
『(りんちゃんも、咲夢が何か感じたのを、敏感に感じ取ったのか・・・)』
もう片方の腕に縋っている、りんちゃんの感触を感じながら、前席の林と他愛もない会話をしている。
タクシーが駅に着くと、
『林わりぃ。。タクシー代払って荷物も持ってきてくれ。なんか二人とも車酔いしちまったみたいで、早く降ろしてちょっと休ませるわ。』
と言って、タクシーから見えない、ベンチに二人を連れていく。
林は、料金を払いながらその背中に
<おいおい、大丈夫かよ。。>
と、どこか暢気に声をかける。
将達が影になっているベンチに座ろうとしているころ、林がタクシーのトランクから荷物を取り出し、カートを引っ張りこちらに歩き始める。
※元投稿はこちら >>