咲夢さん、こんばんは。
本当に暑いです、明日もまた猛暑になるみたいです…
本編です。
ホテルのスタッフたちも、片づけを終えて立ち去り、咲夢とりんちゃんが、もう一度お風呂に入ってきますと、露天風呂に消えていったリビングのソファ。
『美味かったなぁ・・・・・・本当にこんなことまでしてもらってよかったのかな?』
と話しながら、冷蔵庫に近づく将。
<あぁ、それは俺も考えてたけど・・・まぁ折角だから、甘えさせてもらおうや。>
『そうかぁ?・・・・・・そうするか。。お前ももうちょっと飲むだろ。』
そう言いながら、冷蔵庫を開け瓶ビールを一本取り出すと、栓抜き・コップ二個とともに、ソファに戻りビールの栓を抜く。
それぞれのコップにビールを注ぎ終え、コップを合わせるとグイっと一気に煽る。
『なぁ、信じられるか林。あの障子と衝立の向こうには、一糸纏わぬそれこそ正女の美女二人が、風呂入ってるんだぞ。』
<あぁ、そうだな・・・・・・>
気の無さそうに、しかし視線は衝立の向こうを、凝視してるかのような林。
『お前、前カノ吹っ切ることできたか?』
<やっぱり知ってたか山神。お前だけ何も言わないから、どっちなんだろうって思ってたが、やっぱり鋭いなお前(笑)>
『友人が噂し合ってたし、嫌でも耳に入って来るよ。傷ついてるんだろうなと思うと、みんなのようには、出来なかっただけだよ。』
<お前が普通に接してくれて、大分助かったよ。>
『気にすんなよ、噂話が嫌いなだけだから。。で、忘れられそうか?』
<あぁ、今度こそ大丈夫な気がする。すずと色々なところ出掛けるようになって、思い出しても苦しくはならなくなってきた。>
『りんちゃんっていい娘だよな、泣かすなよ(笑)』
<あぁもちろん。。おまえこそ咲夢ちゃんの事泣かすんじゃないぞ(笑)>
『分かってる。。』
一言将が答えた時に、風呂の方から、水音がにぎやかに聞こえてくる。
『俺先に歯磨いちゃうから・・・』
そう言って洗面所に消えていく将。
そこに風呂から上がってきた、咲夢と鈴子が姿を現す。
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