将さん、こんにちは。
確かに人間が好き勝手にしてきかましたからね……。
その辺りも関係してるのでしょうか……。
農家さんも大変ですよね……。
【本編です。】
「咲夢も将さんと上がります。
林さんとりんちゃんはもう少しね?
林さん、あちらを向いておいてください。」
林が庭の方を見ると将に続き咲夢も上がる。
「林さんとりんちゃん、少し椅子に腰掛けてお話されたらどうですか?」と脱衣場へ。
「将さん、……あの、……、魅力的だから恋愛対象にならないは。
水族館デートの時のアルバイト先の本屋さんの方、松木さんとお会いした時に
少し聞こえてしまったのですが彼女さんが<達也はあの娘(咲夢)を可愛いと思わないの?>と
松木さん……、咲夢の事を綺麗…と、全く興味がないわけではないよ?と
彼女さんの事が大好きだと仰っていましたがそれが咲夢に魅力を感じていないわけではなく
恋愛対象ではないと彼女さんに伝えたかったのですよね?」
咲夢は咲夢なりに答えを導かせ将に尋ねながら浴衣に着替え身支度を整える。
【露天風呂、鈴子編です。】
私は露天風呂の中で正憲さんとふたり。
山神さんと咲夢が気を使ってくれたみたいで先に上がっていった。
正憲さんはまだ私の方をあまり見てくれないから……。
<さっき咲夢が言った通り、夏前に〇〇県の高原に行き
新しいパートナーと籠もります、その間、正憲さんにお会いすることも出来なければ連絡も出来ないかと思います。
その前に……、私を見てもらえますか?>
<すずちゃん?……、ッッッ!>
鈴子が湯浴み着を脱ぐと産まれたままの姿に……。
その姿を林に見せるとゆっくりと回りながら
<ヤマトが北海道に行ってしまう前にもう一度ヤマトに会って下さい。
そして新しいパートナーの名を私と名付けて下さい。>
夕刻……、陽が傾き暗くなっていく園庭……。
【将と咲夢の脱衣場編です。】
「りんちゃんと林さん、大丈夫でしょうか?」
そんな心配もしながら将にどの浴衣がいいか尋ねる。
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