【本編です。】
リビングで林と微温くなったグラスに入ったビールを飲む将。
りんちゃんが頷く。
………、りんちゃん、咲夢と将さんのキスしている写真を見て羨ましいと……。
今、りんちゃんと林さんはまだ合わせることも交わることも出来ない。
だから………。
「将さん、内線でリビング側のロールスクリーンを下ろしていると言ってもらえませんか?
さ、………さ、咲夢とりんちゃん、湯浴み着を身に着けて先に入ります。
従業員の方々がいらしたら将さんと林さん………………、
露天風呂へ………、いらして下さい。」
<咲夢!>
「りんちゃん、林さん、高原に行ってしまいます。
暫くすると直接会えなくなります。
りんちゃんも……、弱音を吐きたい時、傍に林さんが居ません。
大丈夫なの?ヤマトさんがいなくなるのに……。」
<それは……、ヤマトには話をするわ。
それから新しいパートナーを……。>
<えっ?すずちゃん、ヤマトって?新しいパートナー?
僕は……、オレはすずちゃんの恋人ではないのか?>
咲夢と鈴子は顔を見合わせ目をパチクリとさせている。
林はまだヤマトが馬だと理解していないし新しいパートナーも馬だと思っていない。
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