咲夢さん、こんにちは。
今日もムシムシ・・・
6月だってのに、夏バテしちゃいそうです。
身体動かしてかく汗は気持ちいいのに・・・この違いは何なんでしょうね。。
本編です。
『おっ、来た来た。』
壁にもたれながら、林と話していると、女子更衣室のドアが開き咲夢とりんちゃんが姿を現し、お待たせしましたと隣に来る。
『じゃ行こうか。。夕飯までゆっくりとしよう。。あっ、林。りんちゃんと散歩とかしてきてもいいぞ(笑)』
そんなことを言いながら、フロントに部屋番号を伝えていると、後ろから声がかかる。
<山神様、山神様。。>
『はい?』
<誠に申し訳ございませんが、お部屋をご移動していただくことは、可能でしょうか?>
『は?なんで??』
<完全に当方のミスなのですが、ブッキング時に間違えて、二人部屋が二部屋足らなくなってしまいまして・・・山神様は、四人様で一グループでお間違いございませんよね。>
『まあ、そうですが、そんなこと言われても・・・』
そう言って、三人を振り返る。
<流石に四人部屋はまずいだろ。>と林。
<お父様に、別々の部屋ならってことで、了解貰って来てますし・・・>と鈴子。
咲夢も困った顔をしている。
<あっ、四人部屋と言っても、離れの和洋室でございまして、もちろん中では分かれてございます。当館の貴賓室的な位置付けのお部屋でございますが、今のお部屋と変わらないお値段にしますので、何卒お考えいただけないでしょうか。>
『でもなぁ・・・』
<お家族様の了解が必要であれば、当方よりご連絡させていただきますので、何卒。。>
低頭する支配人とフロント。
『実際困ってる人もいるんだし、どうかな?』
三人を振り返ると、それぞれ難しい顔をしながらも渋々といった感じで頷いている。
【橘家編(笑)】
大悟と蘭子はリビングのソファに並んで座り、お茶を飲んでいた。
<りん、今頃は宿に入ってるんでしょうか?>
<う、うん。そうだな。時間も時間だし、入ってるんじゃないか。。>
その時、リビングの固定電話が鳴る。
<あなた、取引先からなんじゃないですか。>
と言いながら、蘭子が電話に出る。
<はい、橘でございます。>
<もしもし、突然申し訳ございません。私、〇根にある〇〇園ホテルの支配人をしている、〇〇というものですが。>
※元投稿はこちら >>