将さん、こんにちは。
今日は涼しいですよ。
過ごしやすい陽気です。
【本編です。】
咲夢の声に林が鈴子と手を繋ぎ将の撮ってる映像に映ってる。
それを見ながら横目に〇〇谷の蒸気が噴き出してるのが見える。
「(良かったです、りんちゃんも林さんも幸せそうですね。)」
将のOKの声につられて窓の外を見ると蒸気が先程より噴き出ている。
「凄いですね……。」
<えぇ、たまにこうして激しく噴き出るんですよ。
人の感情と似ていますね、そう言った俺も貴女に恋をしました、一目惚れです。
いきなり距離を詰めるつもりはありませんが連絡先を教えてください。>
「あの……、橘さんが言ってたように私、婚約していますのでお断り申し上げます。」
<橘さんと同じ学園でしょ?それなら親御さんが決めた方ですよね?>
「最初はそうでしたが今は違います、将さん。」
将の元へ行くと腕にしがみつく。
「将さん、初めはそうでしたが今は咲夢と同じ想いですよね?」
<貴男、いくら咲夢が綺麗だからと言っても横恋慕は宜しくありませんよ。>
<君、僕はふたりを初めて見た時、夫婦と勘違いしたくらいなんだ。
余計なことをしないでくれ。>
余計な、お邪魔虫は事務局長の息子だった。
<山神さん、馬術協会の公報の方に送ってOKとなれば直ぐに映像がアップすると思います。>
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