将さん、こんにちは。
ご気分が優れなかったのですね。
今日は過ごしやすい陽気ですね。
【本編です。】
将と席を入れ替わると林と隣り合わせになる。
林を見、微笑むと。
「りんちゃんを守ってあげてくだいね。
……今、先程、りんちゃんにも話したのですが運転手さんの近くに居るスマホをこちらの向けている男性。
あの男性、りんちゃんを……、林さんとりんちゃんのツーショットを撮ろうとしています。」
<山神にさっき言われたよ、早速お出になすったか。>
「えぇ、……りんちゃんにも話したのですが林さん、りんちゃんと交際宣言しませんか?
勿論、ご両親と馬術協会に聞いてからになりますが……。
りんちゃんが協会から記事を出してもらう。
林さんは一般の方なので名前も年齢も証しません。とどうでしょうか?」
<すずちゃんの迷惑にならないなら構わないよ。>
その言葉を聞くと咲夢は微笑み。
「即答でしたね、安心しました。」
<僕からも咲夢ちゃんに聞きたい事があるんだが構わないかな?>
「咲夢に答えられる事なら大丈夫です。」
<山神と歳が離れているのを気にしたことある?>
「そうですね、あります。」
<そうだよね、僕はすずちゃんの好きだが釣り合いがと思ってしまってね。>
「ふふっ、林さんはりんちゃんの事、本当にお好きなんですね。
ママさまから言われた事ですが……。
自分がその人を想っているのなら周りは関係ないんじゃない?
信頼関係を築いていくのもお付き合いする過程よ。と。」
<僕がすずちゃんの事を想っていれば……。
信頼関係は築くものか。
何だか歳下の咲夢ちゃんから説教された気分だよ。
女性と付き合うの久しぶりでね……。>
アハハハっと笑う林。
会話をしていたせいか将からの酔い止めのお陰か酔うことなく大〇〇バス停へ到着する。
<後払いだね。>
「初めて乗りました。」
将、鈴子、咲夢、林の順に降りていく。
「将さん、〇士山が見えます!」
天気がよく景色絶景で少し硫黄の匂いがしている。
<チッ、また女ふたりに男ふたりかよ。
ん?橘どこかに電話してるな。>
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