こんにちは、咲夢さん。
昨日はレスできず失礼しました。
ちょっと気分が悪くて・・・(といっても体調が悪かったわけじゃないです。)
本編です。
バスに揺られながら、隣の林と話している。わざと前の席にも聞こえるような声量で・・・
『林お前、橘さんに交際認めて貰ってから、りんちゃんとの仲進展してるのか?』
<仲が進展って?>
『手握る以上の事したのかって、聞いてるんだよ(笑)』
<お、お前・・・な、、なんてことを・・・>
『なんてことって、お前りんちゃんの事好きなんだろ?愛してるんだろ?』
<も、もちろん。。世界中の誰よりも、愛してるさ。。>
茹蛸のようになりながら答える林。前の席では、鈴子の頬が色付いてきている。
『だったら、お前がリードしなきゃ仲進まないぞ。それに一緒に、馬術の公開練習見に行った時の記者、覚えてるだろ。』
<あぁ、あの盗撮してた奴か。>
『りんちゃんは、馬術界で期待されてるホープ。いつ何時あいつみたいな奴が、また現れないとも限らない。』
<た・・・たしかにそれは。。>
『その時お前、りんちゃんを守る気概はあるんだろうな。』
<あ、当たり前だろうが。。>
その時前の席から、鈴子の少し大きい声がしたかと思うと、咲夢が振り返って、将にちょっと席を代わってくださいと。
咲夢と席を代わり、鈴子の隣に座る将。少し沈黙の時間があり、鈴子が口を開く。
<あ、あの、山神さん。。今更なんですが、正憲さんの学生時代の事聞いても?>
『え、あいつの学生時代のこと?いいですよ(笑)と言っても学部も学科も違ったんで、分かるのはほんの一部ですけどね。』
<正憲さんと山神さんって、サークルが一緒だったんですよね。>
四人の方へ注意を向けているパパラッチ。
<(ん?席代わった?それじゃ組み合わせ違うだろうが。まさかこっちが本当の??いやいや、駅や列車内での振舞い見ても、橘鈴子の相手は、林ってやつで間違いないはず。。)>
順調に山道を登っていくバスは、段々と〇涌〇バス停へと近づいている。
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