咲夢さん、こんばんは。
ちょっと涼しいですね・・・と言って温めてというほどでもないし(笑)
台風2号急に曲がって来る予報みたいです。強い勢力のまま沖縄に近づくみたいで・・・大きい被害が出なければいいのですが。。
本編です。
『良くない匂いって、さっきの撮り鉄の人から??』
小声で咲夢に返してから車内を見回すが、いち早くその動きに気が付いたパパラッチは身を潜める。
『顔は覚えてるから、注意しておくよ。でも良からぬこと考えてるとして、狙いって何なんだろ。』
小声で咲夢に。
<うっ、やばいやばい・・・気が付かれるとこだった。なんでわかるんだ?俺そんなにへましたかな?>
ボックスから少し顔を出し、鈴子一行の方に目を向けるが、全員座ったのか何も見えない。
<自由席で、乗客もまばらだから少しづつ近づくとするか。。>
パパラッチがそんなことを考えているとは予想だにしない一行。
『咲夢とりんちゃんは窓際座りなよ。俺と林はそれぞれ横に(笑)』
その時にはそれぞれ、膝の上に弁当を抱えていて、咲夢が柿の葉寿司と鯵の押し寿司にしましたから、二人で分けましょうと。
『お昼にはちょっと早いけど、食べちゃおうか。。柿の葉寿司に鯵の押し寿司か、美味しそう(笑)』
咲夢が渡してくれた紙おしぼりで手を拭い、先ずは柿の葉寿司の包みを解き、一つ取り上げる。
『いただきます。』
柿の葉を取り除き、かぶりつく。
『うん、美味しい。。咲夢も食べなよ。』
前の席では、りんちゃんと林がそれぞれの弁当の包みを解いて食べ始めている。
『着いたらどうする?一回宿行って、荷物置かせてもらえるか、聞いてみようか?』
誰にともなく問いかけるが、林が、
<ああそうしようか。すずちゃんもそれでいい??>
その時には、パパラッチが2~3ブロック開けた、ボックスまで近づいていた。
駅や列車での盗撮画像を、編集長あてに送り終えたパパラッチ。
<くそっ、一番前のボックスで、壁を見るように座ってやがる。これじゃどんなに頑張っても、橘鈴子と林正憲とやらのツーショットを、列車内で撮るのは無理か・・・行き先は〇根だとは思うんだが、〇根のどこに行くか分かればな・・・>
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