将さん、こんばんは。
寒いです、花冷えというものですね。
蕾になり膨らみ、所々咲き始め一分咲き、三分咲きと変化し、満開になり散り始める。
その中をお散歩してみたいですね。照
本編です。
胸の間に顔を埋める将。
「あ、あの将さん?……それ恥ずかしいですが……。
将さんがお好きなら……。」
そのままの体勢で将の頭を抱きしめる。
「……咲夢以外にしないでくださないね。
過去は変えられません。
だからこそこれから咲夢とだけの思い出を作ってください。
………将さんを想うと胸がいっぱいになる時があります。
これは今までにない感情です。」
将には見えないが咲夢は涙していた。
悲しい涙ではない。
将のことが愛おしくて堪らない。
「好きです、大好きです。
将さん、これが愛というものなのですね。
愛してます、将さん。」
腹部を這い回る手を擽ったいと身体を捩る。
※元投稿はこちら >>