「ね、今日学校終わったら、クレープ食べに行かない?小テストで赤点にならなきゃだけど…、拓海なら赤点回避くらいなら点取れるんじゃない?」
放課後遊んだりとかは前からあったけれど、最近誘う頻度は増えていっている。
出来るだけ家に帰りたくないから…。
お義父さんがいるのも嫌だし、そんな人と楽しそうにしているお母さんを見るのも最近苦痛になってきた。
「ね、いいでしょ?お願いっ、行こっ?ほら、そんなに甘くないのもあるから、ね?」
やっぱりどこか返答がはっきりしない拓海、甘いものがそこまで好きではないから渋っているのかもと思い、両手を合わせてお願いする。
了解を得られると、屈託のない笑顔を浮かべて喜びの感情を見せた…。
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「ね、ねえ…、また撮るの…?本当に嫌なんだけど…」
サイトにアップされた、とある動画。
学習机の電気スタンドによる間接照明が部屋を薄暗く光らせている。
画面に映る夏芽はマスクをしているものの、目元や身に纏っている制服、今回の動画の撮影場所は夏芽の部屋で、何もかもが見覚えのあるもので、疑惑は核心に変わるはず。
「本当に誰にも見せないって、約束だからね…、お母さんにも絶対って…。」
毎晩変なことさせられて、挙句の果てに撮影までされて…、この人が私の部屋に入ってるってだけでも泣きそうなのに…。
「……、学校の制服…です。………、今日履いてた、ショーツ…、です…。」
カメラに向かって喋るよう合図され、震えた声を絞り出す。
最悪…、最低…、頭の中で必死に罵詈雑言を浴びせながら、心の平穏を保たせ、スカートを摘んで持ち上げる。
真っ白で色気のない三角の布をカメラに向かって晒した。
【華奢で着痩せするような感じですね、わかりました。
したいプレイなどあればご相談くだされば。
日常パートは相互1、2レス程度で、そのまま動画の内容に入れたら、と思ってます。】
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