「ね、今日の古文小テストやるって知ってる?昨日の夜、優香からLINEで聞いたんだけどさー…、ねえ、本当に大丈夫?」
どこか返答は上の空で、見上げて顔を覗き込むけど、目を逸らされるだけ。
「風邪なら休む?先生には私から言っておくし…、うーん…、熱はないみたい」
手を伸ばして拓海のおでこに手を当ててみるも、特に熱は感じられない。
拓海といると落ち着くし、不安や悩み、色んなストレスを一時だけでも忘れることができる。
「ふわ…ぁ…、ごめん、ちょっと寝不足なんだ。…ぇ?いや、えっ?…ほらっ、あの、古文小テストって聞いたから勉強してたの。だから、寝不足で…。」
あくびが出てしまい、目を擦るが、寝不足の理由を聞かれて心臓が跳ね上がる。
お母さんが寝てからは、新しいお父さんとの『時間』のせいで、最近はずっと寝不足。
昨日は制服を着たまま…、思い出すと吐き気がしてきて自然と表情が凍ってしまう…。
【ありがとうございます、こちらに対しても希望などあれば教えてください。
また、遠藤様の好みなどあれば参考までに教えてください、2人共が楽しめるようにできたらと思います。】
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