「『どんな女』って言い方もやめて…っ。お母さんは、優しくて頑張り屋で明るくて、ちょっとおっちょこちょいなお母さんよ。決まってるでしょ?」
(美奈子って言い方もムカつく…、お母さんはこの人のどこが好きになったの…?お母さんみたいに綺麗な人だったら、もっといい人いたはずなのに…。)
いつも優しくニコニコしている姿しか思い出せず、母子家庭でも授業参観には必ず来たりと、娘想いの優しい母。
そんな印象をつらつらと述べるが、次郎のニヤケ面は増す一方。
「裏の顔…?裏も表もないでしょ、お義父さんよりも私の方がお母さんのこと知ってるし、興味もないから行くわけないから。ほらっ、早く出てってってばっ!」
無理やり追い出し、脱衣所で1人となる。
興味がない、強がってと言ったものの、視界の端に映るシミついたショーツが目に入る。
(これを見て『美奈子の血を引いてる』とか言ってたよね…、馬鹿馬鹿しい…!)
その後食事中も歯磨き中もそわそわと気になってしまい、12時を迎えた夜、結局一階の2人の寝室の前にいってしまった。
【ありがとうございます。理想通りにできているなら嬉しいです!】
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