今すぐ逃げようとするが、手足に力が入らず、筋肉が動いていない実感がある。
手先をもぞもぞと動かすくらいしかできず、懐かしい匂いがするベッドに寝そべったままで動けない。
「お母さん…っ、助けて…っ!!」
拓海の次に呼んだのは母の名。
しかし、それを見越したように母は仕事で数日以内と言う。
助けてくれる人は誰もいない、少なくとも暫くは。
次郎の余裕の表情から、絶望を察する。
「やめて…っ、お願いっ、もうやめてよ…っ!拓海と一緒に、大好きな人と一緒にいられたのに…っ」
制服にハサミが入る。
ばつっ、ばつっと布切りバサミが衣服を切り刻み、一瞬で制服がただの布に変わる。
聞き入れられないと分かっていても必死で懇願し、一筋の涙が溢れる。
こうやって許しを乞う様も加虐のスパイスになっているとも知らず。
「…っ、ぁっ、んっ!?ぅっ、やめ…ぇっ、て…っ!」
(お義父さんの手つき…、弱いところ全部バレている…。嫌なのに、悔しいのに、逃げたいのに…。なんで、こんなに気持ちいいの…?)
拓海に対する不義はあったけれど、それでも温かい幸せな日常を全て壊され、まるで所有物のように自分勝手にされている。
きっと娘なんて思っておらず、玩具としてしか見ていない。
そんなことはわかっているのに、それでも夏芽の身体を夏芽以上に知り尽くした手つきで、責め立てる。
「違…っ、それは癖で…っ」
力の入らない足を大股に開かされ、いまだぴっちりと閉じた筋を見られる。
形は崩れていないものの、ヒクヒク疼く様は、より娼婦染みており、指先で軽く割れ目やクリトリスを撫でるだけで、濡れ出すのは母親譲りだった。
恋人がパイパンにしていたら、普通は多少の反応はあるはず。
しかし、拓海は何も驚かなかった。
…無毛であることを知ってた?なんで…?それとも、驚きはしたけれど、あえて触れない優しさなのか…、体が動かないせいで、そんなどうでもいいことを考えてしまう。
「…っ、言いたく、ない…。」
(ヤリまくっただなんて…、私、生活のために仕方なく…。別に、気持ちよくなりたいからとかじゃなくて…、お金のために…。)
思い返すと、次郎によって処女を散らしてから経験人数はもはや10人はすでに軽く超えている。
生活のために、と納得させているが、実のところは拓海とでは満足できない性欲を鎮めるためでもあった。
「違う…っ、私は誰のものでもない…っ!誰かのものだとするなら、それは拓海…っ!お義父さんなんかのものにはならない…っ!」
笑みが消え、冷たく見下ろす次郎を睨みつけ、犬歯を剥き出しにして言い返す。
嫌悪を隠さない夏芽の顔に勃起したペニスを擦り付けられる。我慢汁がべっとりと付着し、拓海やジムの会員達とは明らかに違う、濃い雄の匂いをかがされ…。
「っ、んぐ…っ!?んっ、じゅぽっ、んっ、んぐぅ゛っ!!」
(息できない…っ、苦しい…っ!こんな喉ごと犯される感覚…、お義父さんに犯されている時しか…。)
口に含むだけでいっぱいになり、フェラチオは即ちイラマチオになってしまうような巨根。
呻き声をあげながらも身動きできず、ひたすら喉を犯される。
呼吸はほとんどできず、鼻息荒く酸素を取り込むが、そのたびに陰毛や竿から香る雄のフェロモンにあてられ、足の付け根あたりのシーツを汚す。
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