(ごめんね…夏芽ちゃん…今回は今までにない高値で競り落としてくれたから…お客様の要望を無下にはできなかったのよ…)
美紀が現れたことで身を縮こませる夏芽の心境を察した美紀…夏芽が少し可哀想にも感じるが、高額の競り値の魅力の前では些細なことと考える…美紀にとっては佐竹から任されたこのジムへの貢献が何より優先する…
(まぁ…こんな目に合ってはいるけど…夏芽ちゃんもそれなりに楽しんでいるみたいだし…良い宣伝にもなるし…)
「あら?どうしたのかしら?なんかワンちゃん震えてるけど…」
芸の最中に夏芽を襲った急な尿意…夏芽はトイレに行かせて欲しいと訴えるも美紀も店長も無視…「ワンッ!ワンッ!」と犬になりきり吠えたところで、ようやく夏芽の異常に気づいたふりをする。
「ああ…オシッコがしたいのかも…」
「あっ…そうなんですね…今日は清掃業者が入ってますから…特別にここでしてもらっても構いませんよ…」
犬の真似をしてまで必死に訴えるも、頼みの美紀からは信じられない言葉が…
2人の会話を遠巻きにして聞いていたジムの会員たちは、ニヤニヤとしながら夏芽たちを取り囲むように集まる。
今にも破裂しそうな尿意を堪えぬこら夏芽は懸命に首を横に振るが助ける者はひとりとしていない。
「オシッコしてもいいって…遠慮しなくてもいいよ…でもする朱鷺はちゃんと片足を上げるんだよ…」
額に脂汗を浮かべる夏芽に店長か耳打ちをすると夏芽の表情は今にも泣きそうになる。
しばらく耐えていた夏芽だが、もう限界とばかりに四つん這いのまま片足を上げた。
尻の穴の中で強烈な振動をしていたアナルバイブは、この瞬間を待っていたかのようにMAXにされ、夏芽はオシッコをしながら身体をビクつかせ、再び気をやる…
放物線を描いていたオシッコが夏芽の絶頂に合わせ途切れたかと思うと勢いよく放出され会員たちを唸らせた…
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(2階の清掃はこれで終わりだな…あとは1階だけだな…それにしても夏芽とは会えないなぁ…もしかしたら会えるかとも思っていたけど…)
会社の上司、同僚たちと2階のせを済ませた拓海は1階への階段を下りていた。
(あれ?なんだろう?えの人だかり…)
1階に下りてみるとロビー中央付近に人が集まっている…何をしているのかと思いながらも、今朝車の中で上司から注意されて事を思い出し帽子を深く被り直した。
「施設の中でのことは見ざる言わざる聞かざる…」上司の言いつけを守ろうとするが、やはり気になる…
チラチラと帽子の下から集まりのほうに目を向けた拓海の目に、人だかりの足元の隙間から白い何かが見えた。
(い、犬?えっ…?お、女の人…は、裸?えっ?)
ここはスポーツジムのはず…風俗ビルならまだしもジムのロビーに裸の女性かいることに驚く…あまりのことに上司けらの注意すら忘れジッと視線を向ける拓海…
(あ、あれって…ま、まさか…夏芽?いやいや…そんなはずない…夏芽が裸でいるなんて…ここでインストラクターをやってる…はず…)
リードに繋がれ尻から尻尾を生やした女性…その横顔は夏芽に見えた。
混乱する頭…考えなどまとまるはずもなく只ただ呆然と立ち尽くす拓海…
「おいつ!遠藤!なにボウっとしてるんだ!向こうの清掃をするぞ!早くしろ!」
背後から上司に声をかけられハッとした拓海は人だかりをあとにした…
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