(最悪最悪最悪っ!!ロビーまで来て、めっちゃ人いるじゃんっ!!)
全裸のまま、アナルから尻尾を生やしてエレベーターから降りる。
リードを引く強さで夏芽をコントロールしており、くいっくいっとロビーの真ん中に引き摺り出されていく。
午後の部の時間の前だったため、多くの会員がロビーにいて、当然注目を集める。
普通なら警察沙汰の露出だが、あくまでもここはそういう場所で、皆遠慮することなく、夏芽の裸体に視線を向けた。
(なんか噂されてるし…、羨ましいとか何言ってんの…っ。競り勝ったら何してもいいわけじゃないし…っ、ぅぅ、うぅっ。)
「もういやっ、恥ずかしすぎる…っ、やだあ…っ」
ロビーの真ん中で地面に蹲り、ぎゅっと丸まって、身体や顔を隠す。
店長を羨ましがる声や競り勝った時に夏芽とやりたいプレイの妄想、単純に身体を褒める声など、聴いていられず、今にも駆け出して逃げたかった。
しかし、首からつながるリードがそれを許さず、罪人のように連行が始まる。
顔を伏せて、声を殺し、少しでも目立たないようにしていた夏芽だが、
「…っ、ぁあンッ!!ぃっ、ぁううっ!!」
いきなりアナル深くのバイブが暴れ出した。
スイッチが強になった瞬間、弱で焦らされ続けた快感が爆発し、悲鳴のような嬌声をロビーに響かせてしまう。
(イくイっちゃうっ、やだっ、こんな大勢の前で…っ)
衆目に晒されながら、開発され切ったアナルは簡単に絶頂してしまい、会員達はどよめく。
腸が敏感であることや、露出している羞恥により、頭に電撃が走るような、強くて深い快感に常に襲われる。
ポタポタ足跡のように愛液を垂らしながら一階を歩いて回ると
「…ひっ、美紀さん…っ」
美紀が現れ、店長に挨拶を始めた。
美紀はこのジムのマネージャー的存在であり、当然夏芽がどういうことをやっているかは知っている。
しかし、夏芽にとっては美紀は頼れる先輩で、プライベートでも信頼している相手。
こんな姿は見せたくなかった。
(ワンちゃんって、ぇっ、美紀さん…っ!?)
夏芽を『ワンちゃん』と表現した美紀に驚いて目を見開く。
美紀がこのプレイに参加しようとしてることを察したが、気持ちの整理がつく前に手を差し出され…
「……っ、わ、ん…。」
(美紀さんの目の前で、お手…しちゃった…。)
誰に見られるより、見知った相手の目の前で犬扱いされることが恥ずかしかった。
ペタンと地面に座ったまま、店長の言外の圧に負け、差し出された手に握った拳を乗せる。
(ちんちん…って、最悪すぎ…。でも、逆らったらお義父さんにバラされちゃう…)
少しだけ躊躇した後、身体を起こし、飛び跳ねるようにちんちんのポーズをとる。
両手は軽く握って胸の横に置き、しゃがんだ足は大きく開いて、体を見せつけるような格好。
嫌がる素振りとは裏腹に、股の付け根は愛駅でびしょびしょになっていた。
(あれ、なんか…っ、寒いから…?かな、すっごいおしっこしたい…っ!!)
そこで少し遅れて効いてきた利尿薬の効能。
ちんちんのポーズのまま、俯き、地面の模様を見てなんとか堪えていたが、美紀と店長はどうでもいいような会話をずっとしている。
「…あの、すみません、おトイレ…っ」
我慢できず、2人を見上げ、震える弱々しい声で小さく呟く。2人はこちらを見もしない。
「…ごめんなさっ、おトイレ行きたいです…っ!」
さっきより少し大きな声で。
声を出す振動ですら、膀胱に響いてつらいが、2人の反応はない。
(なんで無視するの?聞こえてるのに…っ、美紀さんも…っ!!私が犬だからってこと…っ!?)
「…っ、わ、わんっ!わんわんっ、わんッ!!!」
もう我慢の限界が近い。
ただでさえ薬のせいで漏れそうなのに、アナルで震えるバイブのせいで、我慢が効かない。
今にも泣きそうな顔で、辛そうに犬の鳴き真似を叫んで訴えた。
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