(キ、キモって言っちゃったけど…、だ、大丈夫だよね…?普通お客さんにこんなこと言わないけど…。)
全国でも有名なお嬢様学校の制服に身を包んだ夏芽。
本来は白百合をイメージした上品で可憐な制服だが、ネクタイを緩め、ルーズソックスを履いて着崩した会員の姪と同じような格好。
内心ドキドキしながらも、動画で見た姪になりきるようにスマホをいじり続けた。
会員は気まずそうにしつつも、恐る恐る声をかけてくるが全て無視し続ける。
「オジサン、いつまでそこに居んの?キモいんだけど。」
立ち尽くす会員にようやく夏芽が口を開く。
トレードマークのポニーテールを解き、美紀がアイロンでウェーブを作ったパーマっぽい黒髪に、これまた美紀が仕込んだまつ毛を増したギャル化粧。
睨みつけるような嫌悪感が混じる目つきは、制服も相待って、ドキッとしてしまうほど姪にそっくりだった。
「お菓子とかどーでもいいから、子供じゃないんだし。…私、体育あったから脚疲れてんの。揉んでよ、気が利かないなあ」
ギャルは体育なんかでないかもしれない。
夏芽が想像するギャルの限界が垣間見るが、我儘で不遜な態度はやはり姪のよう。
ベッドにうつ伏せで寝そべる夏芽。太ももが大きく露出しており、会員は鼻息荒く揉み始める。
青チェックのスカートはいつもよりもかなり短く、チラチラとゼブラ柄のTバックが見え隠れしている。
「パンツ、見、見てんじゃねーよっ、キモッ!そんなに見たいなら、お尻で顔踏んであげよっか?え、えっと…、ぁっ、お、お小遣いくれたらねー。」
会員から事前に聞いていたやりたいこと。
顔面騎乗や競り額の一部を手渡しにするお小遣いプレイを思い出しつつ、ぎこちない罵倒を続ける。
(三宅…っ、お義父さん…っ、嫌なやつのことを思い出しながら…っ)
どうしても鋭い目つきができないので、嫌いな人物を思い浮かべながら、のそっとベッドから起き上がった。
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