「どうだった?夏芽ちゃん…引き受けてくれた?」
競りで勝った男は、プレイルームに向かう前に事務所に立ち寄り美紀に尋ねた。
「ええ…大丈夫ですよ…参考に動画も見せましたし…もしあまりにもご希望と違うようでしたら本人に言ってください…それではお楽しみください…」
男はプレイルームへと向かった。
男ぎ帰宅すると兄の娘である姪っ子が遊びに来ているという設定だった。
「あれ?来てたんだ…夏芽ちゃん…その制服…よく似合ってるね…」
白いブレザーの制服に着替えた夏芽は、スマホに落としていた目を男に向けることもなく「キモッ…」と吐き捨てた。
「あっ…べ、別にヘンな意味で言ったつもりじゃ…えっと…今日は…なんか用があったのかなぁ…」
夏芽は男の姪っ子になりきり、その男の言葉も聞こえないように無視を続ける。
「な、夏芽ちゃん…お菓子…食べるかい?夏芽ちゃんの好きなの買ってあるから…」
相変わらず夏芽は黙ったままスマホを弄り続け…
(うわっ…まるでホントの姪っ子みたい…ホントにこうなんだよな…俺が何か言うと無視するくせに…あれが欲しいから持ってこいだの…疲れたからから肩を揉めだの…そのくせ揉み方がキモいだの…あぁ…なんかゾクゾクする…このナマイキ娘を…)
夏芽の演技は男か望んだ通りだった…夏芽自身は悩みながらの演技であったが…
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