(痴漢プレイってもう始まってるんだ…。このまま無視してていいのかな…。)
安くないお金を払っている中で、初めの挨拶もしないのは…と思ったが、相手がそれを望む以上、無理なことはせず、黙ってスマホに目を落とす。
これから行うプレイを考え、普段よりも短めに畳んだスカートの裾に何かが触れた。
ピクっと震えてしまうと、お尻に軽く何かが当たる。
最初は軽く、徐々により強く。
(うわ…、滅茶苦茶気持ち悪いし、怖い…。プレイだとわかってても、ヤバいなあ…。)
いつのまにか背後の男は密着し、深い深呼吸のように夏芽の匂いを嗅ぎ、もぞもぞお尻を触り始める。
どんな顔なのか、どういう男なのか、一瞬しか振り返らなかった夏芽はほとんど分からず、ただひたすら謎の男に身体を弄られている。
ゾッとするような背中が凍る感覚にビクビク反応していると、いつの間にかスカートの中に手が入り込んでいた。
もどかしく不完全燃焼な割れ目が、客の指に喜びを覚え、徐々にショーツを汚してしまう。
(拓海、やっぱりダメだったんだ…。高卒ですらないし、保護者の同意も取れないって、やっぱり難しいよね…。それに比べ、ココみたいなところは他にあるわけないし…)
拓海の就活の様子を聞き、改めて今の待遇の良さを知る。美紀のおかげで稼げており、衣食住もきちんと整えることができた。美紀らへの感謝の想いを実感しつつ、仕事への責任、使命感を覚えてしまった。…その分搾取されていることには気がついていないが。
「…警察っ、とか、駅員さん…呼びます…っ。だから、もう、やめて…ください…っ。逮捕され…ぁんっ!」
耳元で囁く男に、小声で言い返す夏芽。
夏芽なりの演技をしつつ抵抗してみせるが、嘲笑うようにショーツ越しにクリトリスを指で擦られ、喘ぎ声が漏れてしまう。
吐息や感じる甘い声は演技ではない分、より一層男を興奮させた。
『そっか、焦らなくていいからね。私頑張るからさ』
『帰ったらいっぱいチューしよ❤️』
自身が現在進行形で行ってる不貞行為を正当化するように、より甘えたLINEを送る
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