(拓海とお風呂って久しぶりどころじゃないなあ…、最後に一緒に入ったのいつだったろ…。小学校低学年とかまで一緒に入ってた気がするなあ…)
着替えを用意しつつ、拓海との思い出を振り返る。
最後に一緒にお風呂に入ったのは、確か小学3年生の頃。例の公園で冒険ごっこして泥だらけになって帰り、美奈子が悲鳴をあげて、二人をお風呂に押し込んだのだった。
(あの頃は全然子供だったけど、多分お互い少し意識してたよね…)
二人とも気恥ずかしくて、お風呂場であまり喋らなかったような気がする。
懐かしさに浸りながら、浴槽の扉を開けた。
「拓海、お待たせっ。お腹いっぱい食べたから、少しお腹膨らんでるかも…。太ってるわけじゃないからねっ!」
昨夜、寝室で裸になった時と異なり、照明が明るい浴室。
身体は隅々まで見え、流石に夏芽も恥ずかしく、照れ隠しに口数も増えた。
「それじゃ、洗いっこしよっか。昔は良くやったよねー。」
(拓海勃ってる…、手で隠して…、ふふっ、可愛いなあ…)
男達が夏芽の身体を見て勃起していたら、欲情を集めたことで夏芽も興奮するが、拓海は別だった。
好きな人が自分で勃起するほど興奮してくれて、嬉しいし、なんだか可愛らしく感じた。
勃起していることに気がつかないふりしながら、悪戯に笑って拓海を見つめる。
「はいっ、拓海からお願いねっ!」
(う…っ、私から仕掛けたんだけど、明るいしやっぱり恥ずかしいな…。)
洗いっこして、拓海に身体を触らせようとしたが、照明がしっかり明るいこともあって、段々と顔が赤く染まっていく。
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