「それじゃあ…夏芽ちゃん…ありがとうね…最高だったよ…またワシが競りに勝ったら、また別のプレイしようね…」
時間いっぱいまで夏芽とのプレイに興じた吉岡…夏芽の尻にも大量の精液を出したあと、シャワーを浴び夏芽に声をかけた。
ベッドの上でひさびさの激しいセックスの余韻に浸っていた夏芽は、ふらふらと立ち上がると「あ、ありがとう…ございました…」と頭を下げた。
「あっ…吉岡様…いかがでしたか?ご満足頂けたでしょうか?」
1階のフロントで吉岡の元へ美紀が駆け寄った。
「ああ…最高だったよ…夏芽ちゃんは凄いよ…あんな可愛い子が…思い出すだけで顔がニヤついてしまうよ…前のジムの連中にもワシの友達にも喧伝しておくから…」
美紀は出口まて吉岡を見送り頭を下げた。
(さすが黒崎さんが仕込んだだけあるわね…あの遊び人の吉岡様があれ程喜ぶなんて…これは少し考えたほうがいいかも…夏芽ちゃんを最大限利用する方法を…)
……………
「おかえり~遅かったね…初日だから忙しかった?」
吉岡を見送ったあと、自らもシャワーを浴び部屋の後片付けをした夏芽がマンションに戻ったのは、7時半を少しまわった時間だった。
吉岡との新婚プレイで何もかも忘れるほど快楽に浸った夏芽だったが、シャワーを浴び部屋の後片付けをしながら湧き上がった拓海に対する罪悪感は、笑顔で迎えてくれた拓海の顔を見て更に大きくなる…
「お腹すいただろ?ご飯…用意できてるから…」
夏芽の労をねぎらうように夏芽の背に手を回し食卓へと…
テーブルの上には、夏芽がリクエストしたハンバーグとサラダ、スープなどが並んでいた。
「俺…料理なんてしたことなかったから…」
席につくと拓海は頭を掻きながら申し訳なさそうに言った。
夏芽の前にはハンバーグらしき形をしたもの、拓海の前には、およそ一目ではハンバーグとわからない崩れた肉の塊があり、罪悪感と自分のしたことの後悔から俯き加減だった夏芽も思わず吹き出してしまう…
「わ、笑うなよ…これでも頑張ったんだから…見た目は悪いけど…味は大丈夫だから…たぶん…」
夏芽のために不慣れな料理に悪戦苦闘したのは、拓海の指に巻かれた絆創膏が物語っていた。
「美味しいっ!」
ようやく夏芽もいつもの夏芽に戻り、ふたりは色々な話をしながら楽しい時間を過ごした。
「今日1日、あちこち歩き回って思ったんだけど…ワンボックスを改造してアイスクリームとかお弁当とか売ってるだろ?俺たちもお金を貯めて車を改造してクレープ屋さんをやらないか?夏芽…クレープ好きだし…その車で日本中のいろんな所へ行って…」
夏芽も「うんっ!」と頷いた…この時は純粋な気持ちからだったが、お金のためだから…とプレイルームてプレイする言い訳にしてしまうことになるとは、夏芽自身想像すらしていなかった…
※元投稿はこちら >>