「んっ、ちゅっ、じゅる…っ、ん…っ!」
(もうイきそうなんだ…、気持ちよさそうで、奉仕してるって感じがして嬉しいな…。拓海にフェラしてる時よりもずっと興奮してくる…、なんでなんだろう…)
上目遣いで吉岡を見上げながら、ペニスをしゃぶる。
愛してる相手よりも、好きでもない人を相手にしている方が、マゾ心が刺激されて興奮してしまうようになってしまっているが、夏芽自身はそこまで気がついていない。
「んっ!?ん…っ、んっ、んん…っ」
口内に吐精されると、目を閉じて舌で受け止め、尿道に残った精液すら吸い出す。
「んぁ…っ」
(…?飲んでくれるかって、飲む以外にこの精液どうするの。床に捨てるわけにも行かないし…。)
大きく口を開けて口内の精液を見せつける。
吉岡が恐る恐るといった形で飲み込むように頼むが、夏芽はむしろその質問自体が意味わからない様子だった。
「んっ、ぐちゅっ、ん……っ、んく…っ、ごく…っ。……のみ、まひた…ぁっ、んぁ…」
口内で唾液と混ぜ合わせると、生臭い雄の香りが広がり、下腹部がじゅわぁっと熱くなっていく。
目つきもトロンと落ちていき、すっかり女の顔になってしまっていた。
精液を飲み込み、それを証明するように再び舌を大きく垂らして、口内を見せつけた。
「んふ…っ、順番にやりますから、並んでくださいね…っ」
吉岡と共に休憩室を出ると、もはやプールに入っていふ会員はおらず、夏芽に殺到した。
会員達の中心で舌舐めずりしながら妖しげに微笑んだ。
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(はぁ…、どうしてあんなことになっちゃったんだろ…。絶対やらないって決めてたのに、結果全員としちゃった…。しゃぶりながらオナニーして、ちょっと…、いや、結構気持ちよかったけど…。)
顔や髪についた精液を水道で洗い流し、うがいしながら我に帰って後悔していた。
途中から拓海への罪悪感というより、拓海のことすら忘れてチンポに夢中になっていたことに自分ですら呆れていた。
「あ、あの…、その……。」
(美紀さん普通だ…。よかった、呆れられてるかと思った…。)
事務室に戻ったら美紀が待っており、少しバツが悪かったが、美紀の労う言葉に小さく頷いた。
促されるままに椅子に座り、地下のことについて説明を受ける。
夏芽の表情や反応は思わしくなく、休憩室で発情していた雌と同一人部とは思えないほど、乗り気ではなかった。
「あの、プレイルームって、その、セックスもするんですよね?口や手ならまだしも…、そこまで行くと流石に拓海に申し訳ないというか、恋人がいる人間がすることじゃないような…。」
断りを入れる夏芽だったが、全員を休憩室に連れ込む稼ぎ頭候補を前に美紀も引き下がれず、
「仕事だから浮気とかそういうことじゃないでしょ?夏芽ちゃんは会員さん達のこと愛してるの?違うでしょ?大事なのは誰を愛してるかってことじゃない?それに、恋人がいる人がすることじゃないって、それじゃあAV女優や風俗嬢は誰かを愛したらダメってこと?」
と、理論を捲し立てられ、夏芽も段々と『仕事なんだし悪いことじゃないような…』という気になってくる。
「あの、じゃあ試しに一回だけ…。その後もやるかはその時決めるっていうのでもいいですか…?」
頭のいい美紀によって、言いくるめられ、とうとう折れてしまったのだった。
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