(は、入ったっ…これが夏芽の…)
公園で初めて出会ってから約15年…ようやく2人がひとつになった瞬間だった。
全体を包み込むような美奈子のものとは違い狭い空間をこじ開けるような感覚…
初めてのキスでいきなり舌を入れてきたり、まるでストリップのように自分から全裸になったり、正座をしてフェラチオをした挙げ句に精液を口で受け止め飲み干したり、オシッコをするところを見るかと聞いてきたり…違和感を覚えることばかりで、夏芽の行動ひとつひとつに義父や三宅の影がチラつくが、兎にも角にも夏芽とひとつになれたことを拓海なりに心から嬉しく思った。
「夏芽…これからは俺がお前を守るか…ら……?」
深々とペニスを押し入れ夏芽を見つめた拓海が言葉を詰まらす…夏芽もひとつになれたことを喜んでくれていると思っていたが、夏芽の表情は拓海が思っていたものとは違っていた。
どこか拍子抜けしたような…期待が外れたような顔…拓海にはそう見えた。
自分のモノが小さいのか…ふとそんなことを考えたが、美奈子も褒めてくれたように他人より大きいとは言えないまでも小さくはないはず…
夏芽は、拓海の顔を見て誤魔化すよう「好きに動いて…」と見つめ返す。
自分の思い過ごしかと考え直した拓海は頷くと、ゆっくりと腰を動かしはじめた。
「もう誰にもお前を渡さないから…ずっと一緒だ…」
あまりの気持ちよさに夏芽の頭を掴んでしまったイラマチオのこともあり、拓海は、がむしゃらに腰を振るのではなく夏芽を気遣った…次郎や三宅、ファンクラブの会員たちのように自分の欲望に任せたものとは違っていた。
次郎の調教、三宅からの凌辱…拓海の気遣いに夏芽は嬉しく思うが、身体は、どこか物足りなさを感じていた…
次からは、ジムての仕事のほうに移りましょう…
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