「一気に広げちゃえばいいのかな…、でも中に液体?みたいなのも入ってるし…。」
ゴムを手の中で持て余し、使い方に悩んでいると、拓海から助け船を出される。
付け方を聞き、微笑みながら口に咥えた。
(なるほど、こうやって付けるから畳まれてるんだ…。よくできてるなあ…。)
拓海の股間に顔を埋めると、ペニスの亀頭に口をつけ、ぐぐぐ…っと咥え込んでゴムを装着した。
勃起したペニスはゴムの中でキツく締め付けられ、少し可哀想にも見えた。
「ね、ねえ、それ痛い?あの…嫌なら外してもいいよ?ゴムしたいって私のわがままだし…。え?着けててもいいの?本当に?」
今までゴムをつけて欲しいと何度もお願いしてきたが、義父も三宅も着けてくれることはなかった。
(男の人ってみんな嫌がるものなんだと思ってた…、拓海は私のこと大切にしてくれてるんだ…。嬉しい…っ!)
大事にされていることを実感し、頬が緩んでニヤけてしまい、誤魔化すように抱きつく。
何かお返しをしたい、そう考えて…
「えへっ、えへへっ!…ねえ、おしっこ見る?うんちは無理かもだけど…、どうしても見たいなら頑張るよ?」
義父や三宅、果てにアダルトショップなどでも男の前で排泄させられた。男はみんなそれを見て興奮していたし、その後性的行為が必ずあった。
そのせいで『男はみんな女のおしっこやうんちをするところが見たいし、興奮する』と思い込んでいたが、返事がないことに困惑し、拓海の顔を覗き込む。
「あ、あれ…?あの、…あっ、じゃあ、エッチしよっか!ね?」
拓海の反応から勘違いしていたことに気がつき、顔から火が出るほど恥ずかしくて顔が熱くなり、慌てて誤魔化すように股を広げてベッドに寝転んだ。
(最悪…、甘い感じの雰囲気だったのに壊しちゃった…。お義父さんや三宅達は何だったんだ…。拓海の前でおしっこなんて、…絶対恥ずかしくて気持ちいいのに…。)
拓海が身体を重ね、割れ目にゴム越しにペニスをあてがわれるのを感じる。
拓海と目が合い、少し甘い空気を取り戻し、微笑み合う。
「ん…っ、んんっ、ぁっ、はいった…ぁっ、ん…っ」
(あれ…、いつもより、気持ち良くない…?いつもなら挿入されただけでイくのに…。)
大好きな人と繋がる夢見た瞬間。
しかし、夏芽は困惑していた。気持ちいいし、幸せなのに、イける気すらしなかった。
「……ん?えっ、大丈夫、何でもないから…。拓海の好きに動いていいからね」
指ですら簡単に絶頂していたのに、反応が乏しい夏芽に拓海が困惑し、夏芽も慌てて誤魔化す。
幸せで優しいSEXではイくことができず、屈辱や羞恥を感じないと激しい快楽を覚えられなくなっていた。
※元投稿はこちら >>