「うん…。」
拓海に腕を引かれてベッドに連れられる。
頬は真っ赤に染まり、体温が上がっていくのがわかる。
(拓海とエッチするんだ…、やっと好きな人に愛してもらえる…)
ベッドの上に二人で腰掛け、見つめ合う。心臓が高鳴り、今にも破裂しそうだった。
「ん…っ、ちゅっ、ん…っ、んん…っ」
自然と唇を重ね、舌を絡める。唾液を交換しあい、夏芽は拓海に抱きつき、体を密着させて濃厚なキスをした。
「…。じゃあ…、ぬ、脱ぐね…。」
唾液の糸を垂らし、それを手の甲で拭う。
そして、少し震えた声で耳元でつぶやいた。
(はしたない女って思われてないかな…。でも、こういう時って女が先に脱ぐのが普通…?もうよくわかんなくなってきた…)
恥ずかしさと緊張で混乱しそうになりながら、ベッドから降り、拓海の目の前でシャツを捲り上げ、部屋着のスウェットを下ろして足から抜き取る。
淡い黄色で花柄の下着姿になり…。
「昔は一緒にお風呂入ってたし、裸なんてお互い何度も見たのにね…。あはは…、すっごい恥ずかしい…。」
照れて恥ずかしくて、苦笑いしながらブラジャーのホックを外す。
ぷるんっと音を立てるように『夏芽の部屋』で拓海が何度も見た乳房が顕になる。
そして、夏芽は気がついていないが、既にショーツがぐっしょり濡れており、ずり下ろした際にトロッと割れ目と糸を引いた。
「ど、どう…?もう綺麗な身体じゃないけど…。」
思わず胸や股間を隠したくなるのを我慢し、両手を後ろで組んで身体を見せつける。ツンと張りがある乳房や無毛の股間に拓海の視線が言ってるのを感じ、全身が汗ばんでいく。
(恋人同士のエッチなんて、どうすればいいの…?美紀さんに教えて貰えばよかった…。えっと、こういう時みんな最初、フェラさせてきた…っけ?そういう順番なのかな…?)
裸になって見せたものの、普通のSEXなどしたことなく、次郎や三宅達とのことを思い出す。
大体は口の奉仕から命令されていたため、ベッド下に正座し、拓海を見上げ、ズボンのベルトに手をかける。
「口でしてあげるね…、したいことあったら何でも言ってね…?私、拓海の恋人なんだから…っ」
恥ずかしそうに、ちょっとはにかみながらそう呟き、拓海のパンツに顔を埋め、口でずり下ろした。
【だいぶ遅くなってしまってすみません…】
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