顔をマッカにして胸を突き出す夏芽を拓海はじっと見つめた。
料理の最中もどこか様子がおかしい夏芽だったが、やはり先程口走った言葉を気にしているようだ。
「夏芽…ちょっとこっちにきて…」
拓海は夏芽の手をとるとリビングのソファーに座らせた。
「あのさ…夏芽の気持ちも分かるよ…多分、俺なんかが想像すらより酷い目にあったんだと思う…そのせいであんなこと口走ったり…でも…そのことで夏芽が負い目を感じたりはしなくていいんだよ…俺だって…その…おばさんとのこともあるし…」
夏芽を見つめていた拓海も目を伏せた。
「だから…何も繕うことはないんだ…今の夏芽も…俺がずっと好きだった夏芽なんだから…」
再び夏芽を見つめ直した。
「でもせっかく触らせてくれるって言うんなら…触らせてもらおうかな(笑)」
拓海は冗談っぽく言うと人差し指で夏芽の乳房をツンとした。
「バカッ!」
夏芽は反射的な拓海の指を叩き抱きついた。
「夏芽…ベッド…行こう…」
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