(何であんなこと言っちゃったんだろ…、拓海びっくりしてたよね…?)
買い物に出かけながらも夏芽は内心焦って心拍数も上がっていた。
二人でいるだけで発情してしまう上、変なことを口走ってしまい、普通の人間ではなくなってしまったように感じてきた。
(あれ…?うまく切れないし…。あっ、こっち焦げちゃってる…。お母さんならもっとテキパキできるのに…)
拓海に手伝ってもらいながらも、ここでも夏芽は焦っていた。
彼女らしいところを見せようと、料理を振る舞おうとしながらも、美奈子のように手際よく料理することができなかった。
二人で立つ台所は楽しいけれど、反面負い目も感じていた。
「あれ、美味しい…。手伝ってくれてありがとうっ!」
なんだかんだで出来た料理を口にすると、美味しく、笑みが溢れる。
会話も弾み、少し元気がなかった夏芽も徐々に笑顔を取り戻していく。
(なんだか楽しいな…、焦る必要はないのかも…。いや、それじゃダメ…。拓海は色んなものを捨てて私と一緒にいてくれてる…、せめて彼女らしくしないと…。)
食べ終わり、食器を洗いながら少し考え、真剣な瞳で拓海を見つめる。
「ね、ねえ…、おっぱい…、さ、触ってみる…?」
口にした瞬間、かぁっと音を立てるように頬が真っ赤に染まるのを感じる。
恥ずかしくて額に汗をかき、拓海は驚いた表情をしていた。
「いや、あの、違うの、聞いて…っ!あのね、私エッチなことはちょっと怖い…。でも、いつまでもそう言ってられないでしょ…?だから、少しずつ慣れていきたいな…って、その、練習…みたいな…。」
勇気を出そうとしても昼間みたいに変なことを口にしまうし、セックスしたとしても可愛らしくしていられる自信がない。
リハビリのように少しずつ、行為に慣れていき、嫌なことを思い出したり、変に感じすぎたりしないようにしていきたかった。
ぎゅっと目を瞑り、白いシャツの下の膨らみを突き出すように胸を張った。
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義父の奴隷になった幼馴染