(結局二、三回シちゃったけど、なんか満足できなくて悶々とする…。こんなにエッチな女なんかじゃなかったはずだけど…)
シャワーから上がり、バスタオルで身体を拭きながら大きくため息を吐く。
自慰をしても不満足感が強く、無駄に昂るだけ。
「えっ、あっ、拓海起きてたんだ。えーっと、じゃあシャワーどうぞ…。」
悪夢のことだったり、つい先ほどまでしていた拓海のことを想いながらの自慰のせいで、まともに顔を見れず、少し慌てながらぎこちなく挨拶した。
(なんだかんだ言って、ここまで来て良かったな…。ゆっくりできなかったけど、拓海とお泊まりだってできたし…。)
そして、二人で手を繋ぎ、駅へと向かった。
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「美紀さんっ!!お久しぶりです、今回はごめんなさい…、色々迷惑かけちゃいましたよね…。あっ、こっちが拓海です、例の私の恋人です…っ、えへへ…」
美紀との待ち合わせ場所に着くと、小走りで駆け寄った。
そして、拓海と同じく頭を下げ、拓海のことを紹介したが、『恋人』という言葉を使ったことで関係を再度実感し、口角が上がって照れ笑いしてしまう。
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