(結局、あのラインは何だっんだろう…)
突然の夏芽からの電話…切れたと思ってしばらくして「たす」と意味不明のライン…
考えた末、日曜日になって夏芽にラインをしたものの既読にもならない。
連休明けの今日、何となく疲れた様子ではあったが、夏芽は普通に登校してきて、相変わらず目を合わせようともしない。
そんな夏芽に話しかけることもできず1日が過ぎ、拓海は帰り支度をはじめた。
夏芽から遊びに行こうと急かされたのは、ずっと前の気がする。
カバンを手に席からの立ち上がった時、ふと目を向けた校庭に夏芽の姿を見つけた。
夏芽の前をあの三宅…周りを何人もの生徒に囲まれ北校舎の方へと向かっていた。
北校舎には三宅が部長を務める写真部の部室になってる空き教室がある…おそらくそこへ向かっているのだろうと思った。
……
「夏芽ちゃん…今日は何してくれるの?裸の写真撮らせてくれるの?」
合宿で夏芽にフェラをしてもらいアナルセックスまで経験した会員たちは、夏芽に馴れ馴れしく話しかける。
「それにしても、あの二穴攻めはすごかったよね?夏芽ちゃん、最初は嫌がってたのにイきっぱなしなって…」
「おいおい…その話は学校ではなしだぞ。誰が聞いてるかわからんからな…」
「そうでしたそうでした…学校ではなしでしたね…でも部室なら…」
会員たちの前で二穴を攻められ何度も気をやってしまった夏芽は、からかう会員を睨みつけることもなく俯いたまま…合宿でのことがこたえていたのだ。
………
3階の教室からは、話し声が聞こえるはずもない…何か夏芽の周りの生徒ごはしゃいでいることはわかる。
でも生徒たちに囲まれている夏芽は俯いたままで遠目に見ても楽しそうにしているようには見えない…むしろ足取りが重そうに見える。まるで処刑場に連れられていく囚人のようだ…
たす………けて…
拓海の頭に夏芽の声が聞こえた気がした…
拓海はカバンを放かったまま教室を飛び出した。
確信はないが、あのラインはそういう意味だと思い階段を駆け下り、夏芽たちが向かったであろう北校舎へと走った。
…………
「じゃあ…今日は撮影会でもするか…夏芽…制服を脱げ…」
北校舎の3階の写真部の部室となっている空き教室に入ると、三宅は夏芽にそう命令した。
「わかった…」
夏芽は小さな声で返事をすると、会員たちのまえでブラウスを脱ぎはじめた…
※元投稿はこちら >>