「よ~し…だいたい終わったな…換気も済んだし…」
「でも夏芽ちゃんのてなかったら、こんな掃除できないよな…それにしても凄かったな…あんなふうに尻から吹き出すなんて…」
「そうそう…尻の穴があんなに開いて…あ~くそっ!お前が羨ましいぜ…」
「へへへ…まさか1番最初のオレがゲットできるとは自分でも思ってもいなかったよ…夏芽ちゃんの尻…どんなだろう…早く戻ってこないかな…」
「でも、ちょっと遅くないか…いくら浣腸を何度かしてるにしても…誰か見てこいよ…」
夏芽が汚した床の掃除を終え、会員たちはこの後のことで盛り上がっていたが、いつまで経っても夏芽が戻ってこないことに不審を抱き、会員のひとりが浴場へ向かった。
「た、大変だっ!夏芽ちゃん居ないぞ!玄関の靴もなくなってる!もしかしたら逃げたのかも…」
夏芽の様子を見にいった会員が駆け戻り大声で騒いだ。
三宅の指示で部屋を見にいってみると夏芽のリックもないことが知れる。
「やっぱり逃げたんだ…どうしよう?会長…」
慌てる会員たちだが、三宅は何故か落ち着いていた。
「心配するな。逃げるって言ったって、ここは離島だぞ。船は1日に1往復しかないんだ。逃げられる訳ない。人も住んでるが、それへ島の反対側だし…この別荘地だってオフシーズンで俺たち以外誰もいないしな…」
三宅の落ち着きように慌てていた会員たちも落ち着きを取戻た。
「外は真っ暗だし…道に迷ってるに決まってる。これからみんなで狩りに出かけるか…4人一組になって夏芽を狩っでこい。連れ戻した組には夏芽の尻をつかわせてやるから…」
三宅の提案に会員たちは四人一組になり懐中電灯を手に外へと飛び出していった。
……………
「な、夏芽?どうして夏芽からライン電話が…」
夕食を終え自室に戻っていた拓海は、ベットに転がりボウっと天井を見つめていた。
夏芽と話もできないまま、日ばかりが過ぎていき、勉強どころかゲームもやる気がしない…何故こんなことになってしまったのか…そんなことばかり考えていた。
(ん?誰だ?こんな時間に…)
机の上に放おってあったスマホが鳴り、寝転んだまま手を伸ばした。
(な、夏芽?)
拓海は画面を見て飛び起きた。
(な、なんで急に電話なんか…)
あれだけ夏芽と話がしたいと思っていた拓海だったが、すぐに電話にでることができなかった。
何を言われるのだろう…氷のような冷たい夏芽の声など聞きたくはない…
迷った挙げ句、ボタンを押した。
「も…もしもし…」
夏芽の声でなく耳にはプープーという音が響いた…
……………
「お~い!居たかぁ?」
「いや…こっちには居ない…」
暗闇の中で声が交差する…3組に分かれた会員たちの声だ。
「くそう…どこ行ったんだ?」
別荘から逃げる道はひとつしかない…庭を抜けて海岸に出ることもあり得たが、船着き場へはかなりの遠回りになる。船着き場を目指すなら別荘の前の道を行くしかない。
「いたぞぉ!あそこに居る!」
船着き場への道の先を走っていた組の会員が大声を出した。
他の会員たちもその声の方へといっせいに走り出した。
会員の大声は、木陰に座りこんでいた夏芽の耳にも届き、来た道をふりかえると幾筋もの光が揺れ近づいて来るのが見えた。
夏芽は、立ち上がると反対方向へと逃げだした。だが精神的な疲れと先程の浣腸と絶頂の余韻がまだ身体に残り、その走る速度は遅く、数百mも行かないうちに会員たちに追いつかれてしまう。
「夏芽ちゃぁん…見っけっ!」
「こんな暗い道をどこ行くのかなぁ?」
会員たちは夏芽をとり囲み懐中電灯の光を浴びせる。
息を切らし汗だくになっている夏芽の顔は、白く引きつっていた。
「なぁ…夏芽ちゃんを見つけたのは、3組同時ってことにしないか?」
「そうだな…そうしようぜ!クククッ…」
夏芽は、会員たちに取り囲まれ両腕を左右から抱えられ別荘へと連れていかれ、後ろのほうを歩いていた会員たちはニヤニヤと夏芽の尻を見つめた…
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