「止まって…ぇっ、もう嫌…ぁっ、もう出したくない…のにぃ…っ!こんなの撮らないでよ…っ!」
薬液が大量に腹部に入っており、汚物共に流れ出る。
通常の何倍も浣腸されており、腸液と混じって夏芽の意思に反して肛門から噴射された。
我慢に我慢を重ねた結果、決壊する濁流を止めるだけの力が残ってなく、会員達が向けるスマホのレンズから顔を覆い、咽び泣くことしかできない。
数分ほどの排泄だったが、夏芽にとっては何時間にも感じた。
「掃除…?そ、そんなの、なんで、私が…っ」
勝手にゲームの景品にされ、同じ学校の同級生や先輩後輩に最も恥ずかしい姿を見られたにも関わらず、後片付けを命じられる。
蹲ったまま抗議するが、意外にも会員達が労ったような言葉を上げる。
味方してくれているのか…?そう思ってチラッと視線を上げると、血走ったような野獣のような視線を浴びていることに気が付き、早く身体を使いたいだけであることを理解した。
「……っ、わかった…」
排泄の無理な我慢や軽い絶頂のせいで、足腰に力が入らず、壁に手をつきながら立ち上がり、まだまだ余っているいちじく浣腸を数個手にとって風呂場へ向かう。
「汗凄いや…、身体流して…、浣腸して…、それから…」
フラフラ廊下を歩き、やることを整理していく。
身体を清めて、そして名前もわからないような会員、同級生とアナルセックスさせられる。
どうせ一人で終わるわけもなく、三宅の思いつきで全員に使われることだって考えられる。
(怖い…っ、さっきみたいに乱暴にされて…、息できなかったのに、み、みんな笑ってた…。私、さっき死にそうだったのにっ!)
そして、先ほどのイマラチオのことを思い出し、徐々に恐怖に支配されていく。また痛いこと、苦しいことをされない保証なんか無く、風呂場へ向かう足がすくむ。
「もう嫌…っ、嫌っ、嫌っ、こんなのもう嫌よっ!!」
チラッと歩いてきた廊下を一瞥し、誰もついてきていないことを確認すると、忍び足で2階に上がり、リュックの中に財布や携帯を詰め、駆け足で玄関を飛び出た。
「道わかんない…っ、どっ、どっちが船乗り場っ!?はぁっ、はぁ…っ、船、まだ出てるかな…っ!」
制服のまま飛び出したが、昼と夜では全く違う場所に感じ、迷いながら夜道を進む。
「もうバレたかな…っ、ど、どうしよ…っ!た、拓海…っ!!」
夜道を駆けても船着き場に辿り着かず、スマホから拓海にLINE電話をかけた。
(お願い…っ、出て…っ!!)
拓海が出たところでこんな島に助けに来れるはずはないが、焦りや恐怖でまともな思考ができず、拓海に縋り付くように電話をかけたが、拓海が出ることはなかった。
「お母さんに酷いことしたから、冷たくしてたのに…、自分が困ったらこうやって都合よく助けてもらおうとして…、私…、最低な女…」
汗だくになりながら走り続けるが、息が切れて木に寄りかかって呼吸を整える。精神的に不安定で、自己嫌悪に陥りながら不在の画面を見つめた。
【希望に沿っていただきありがとうございます】
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