「勝手に説明でもしてればいいでしょ…」
浣腸を配り終わったら三宅に呼ばれ、嫌々側に寄る。
浮かない顔ではあるが、抵抗するようなそぶりはない。
三宅から説明を受けるが、その間みるみるうちに表情が曇っていく姿に会員達は次なるイベントに期待を膨らませた。
「その、みんなで順番を決めるじゃんけんしてもらって、その、順番で…、浣腸…してもらう、ます…。3分が、その、持ち時間で…、私が我慢できなくなったら、その番の人が勝ち…、っていう…ゲーム…」
不安げにスカートの裾を指で摘みながらボソボソとルール説明を行う。
クラスではカースト上位で目立っている夏芽が、弱々しく縮こまっている様子は男達の征服欲をくすぐった。
そして、「勝った人は何があるの?」という質問に…
「く…っ、ぅ…っ、その…、おし、お尻…を使ってもいい…です…」
顔を赤くし、床に視線を落としながらそう呟くと、大盛り上がりでじゃんけんをし始める会員たち。
(三宅と恋人にさせられてから、酷い目ばっかだな…。拓海と恋人だったらこんなことには…、いや、拓海も結局酷いことするんだろうな…、お母さんにしたみたいに…)
どこか他人事みたいに冷めた目つきでじゃんけん大会を見つめていた。
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