腕で顔をガードした夏芽だったが、四方八方から小便をかけられていくうち、次第に夏芽は腕を下げ俯いてしまう。そんな夏芽の全身を小便が汚していく。
排尿行為をゲームにされ、全身を精液まみれにされた挙げ句に便器のように扱われ、プライドも人としての尊厳まで酷く傷つけられたのだ。
全員の小便が終わっても、その場で蹲り声を上げて泣き続けた。
これまで次郎からの調教にも三宅からの無理難題にも涙など見せず辛うじて自我を保ってきた夏芽の中で何かがプツンと切れたのだった。
「いつまで泣いてるつもりだ?俺たちは先に上がるから便所臭い身体を洗ってこい…そうだな…30分時間をやる…もし遅れたら…わかってるよな?あっ…あと床も掃除してこいよ…」
三宅は、顔も上げられず泣きじゃくる夏芽に容赦のない言葉を投げつけた。
浴場をあとにする会員の中には(流石にやりすぎか…)と後ろを振り返る者もいた。
ひとり残された夏芽は、しばらく蹲ったまま泣き続けていたが、フラフラと立ち上がると精液と小便にまみれた身体をシャワーで洗い流した。
「会長…あれはちょっとやりすぎじゃないですか?」
「何言ってんだ…お前…そんなこと言ってるくせに、さっきはめっちゃ楽しそうだったじゃないか…」
「それは…まぁ…めっちゃ興奮しましたけど…」
「だろ?夏芽には徹底的に叩きこまないとな…誰が主なのかをな…」
「あっ…そういうことですか…なるほど…」
集団心理とは恐ろしいもので、夏芽をふりかえった者も場の雰囲気にのまれ僅かに湧いた憐れみさえも消し去っていった。
「ぶっかけも興奮したけど…小便かけるって征服感ハンパねぇよな…」
「わかるわかる…しかも相手が黒崎夏芽なんだからな…」
夏芽の話て盛り上がるなか、ひとりの会員が時計を見ながら呟いた。
「もうぼちぼち30分経ちますよね…夏芽ちゃんは、どんな格好で現れるか…」
その時、リビングの扉が開き夏芽が俯いたまま姿をみせた。
「うおっ!制服かよ!」
「エロい格好もいいけど、やっぱ夏芽ちゃんは制服だよな…さすが会長!」
「そうだろ?やっぱこれが1番だろ?夏芽…何入口で突っ立ってるんだ…着替えと一緒に置いてあったメモ読んだのか?ちゃんと部屋に行って持ってきただろうな?」
夏芽は頷くと手に持っていた青いリックを差し出した。
「中に入ってるものを全員に配れ…これからまたゲームをするからな…」
夏芽は黙ったままリックのなかを見た…中には見慣れた箱が幾つも入っていた。
次郎にドラッグストアで買わされたイジジク浣腸の箱だった。
入浴前であったなら、その箱を見て夏芽は三宅を睨みつけるなり反抗的な言葉を吐くなりしただろう…だが…
(わたし…みんなに浣腸されるんだ…)
まるで他人事のように漠然と思うだけで、夏芽は会員たちにイチジク浣腸を配りはじめた…
大丈夫てしょうか?ちょっと無理なら言ってくださいね。
合宿はもうしばらく続きますので…
※元投稿はこちら >>