「はぁっ、はぁ…っ、終わった……。」
崩れそうな椅子のバランスを取りつつ、大股開きの放尿を無事終え、我慢した尿を出し切った解放感と排泄すら玩具にされた屈辱感、羞恥に頭がぐちゃぐちゃになって、そのまま固まっている。
三宅にグラスを確認しろ、と叱りつけられ、ゆっくり椅子を降りて自分の尿が溜まったグラスを見つめる。
(アンモニア臭…っ、自分のだけど…、我慢してたから臭いが強い…。一番入ってるのってどれ…?)
しゃがんでグラスを覗き込むが、左側のグラスに割と均等に入っており、まじまじと見ないと差がわからない。
その間、右側にグラスを置いた会員達からは、状況に慣れてきたのか罵倒にも近い野次も飛び始めていた。
「こ、これ…?えっと、悠一…くん…?」
左側の中でも尿がより溜まったグラスを見つけ、書かれた名前を読み上げる。
夏芽は名前を見ても、この中で誰が悠一なのか分からなかった。
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