学校へ向かう足取りは重かった…夕べは朝まで一睡もできなかった。
いつものようにヌキネタを探してネットを見ていると偶然見つけた調教サイト…ほんの思いつきで「夏芽」とキーワードを打ち込んでみたところ、「夏芽の部屋」がヒットした。
夏芽は、僕の幼馴染みで幼稚園の頃から一緒だった。
付き合ってはいなかったが、お互い好きあっていると僕は思っていた。それは周りの奴らも同じで、二人の仲は公認のようだった。
(あんなもの見なきゃよかった…くそっ!あ~あ…)
大きなため息をついた時、ポンと肩を叩かれ振り向いた。
夏芽だった。
夏芽は、いつものように髪をポニーテールにして学生カバンを後ろ手に持ち僕の顔を下から覗きこんでくる。
「おはよ!拓海…」
いつもと同じ笑顔だ。
「お、おぉ!お、おはよ…夏芽…」
僕の様子がいつも違うことに夏芽はすぐに気づいたようで「どうしての?なんかあった?」と心配そうな顔をする。
(何かあったって…それは夏芽が…)
昨夜見たサイトのことを聞く勇気はない…
「い、いや…な、なんにもないよ…」
首を少し傾けるいつも仕草…そんな夏芽に目を合わすことができずに歩き出した。
とりあえず、こんな感じにしました。
できるだけ希望にそえるようにしますね。
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