「ぁっ、…、わかったわよ…っ」
髪や顔、制服にべったりと精液が付着し、それを脱いで三宅に渡して洗濯してもらう。
その間裸になった夏芽は黙って待てるわけもなく、嫌々四つん這いになって尻を差し出した。
「ぁっ、イくッ、イっちゃうっ!!んぁ゛ッ!!」
喉が枯れるほど乱れて声を上げ、制服の洗濯が終わったら逃げるようにマンションを飛び出した。
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(こんなにいるなんて聞いてないんだけど…、行き先もまともに聞いてないし…。)
待ち合わせ場所に着くと、まず驚いたのがその人数で、参加人数だけは部の合宿そのものだった。
夏芽は白シャツにジーンズという地味で、映えない格好で現れた。
おしゃれでもしていけば、この合宿を楽しみにしているように思われると思い、できるだけ簡素な服装を選び、ささやかな抵抗のつもりだった。
「……うるさい、こんなところで騒がないで…」
電車や船の道中、三宅に話を振られてもそっぽを向いて冷たくあしらう。
洒落気のない格好を選んだつもりだったが、シャツでは隠し切れない胸の膨らみや、ぱつぱつになったジーンズのお尻に常に視線を感じ、気色が悪かった。
三宅以外の会員達、特にアナルセックスのことを知った会員達は、手コキをしたのもあって学校で馴れ馴れしくしてきて非常に不愉快だった。
秘密を共有していることもあり、強く邪険にもできず、『オタク達に媚び売り始めた』なんて噂をする女子もいるほどであり、頭痛の種である写真部達には心底うんざりし始めていた。
(うわ、確かにすごいかも…。三宅の家って本当にお金持ちなんだ…。)
最悪な合宿ではあったが、さすがの夏芽も驚いて立ち尽くしていた。
島に別荘があるという話からある程度のものを想像していたが、それを遥かに超える出来の別荘。
ぼーっと突っ立っていたところ、水着に着替えるように促され…
「……本当に…、あれ、着るの…?…分かったから、えっと、じゃあ、着替えるところは?」
着替えや化粧品類、そして例の水着などが入ったリュックを嫌々下ろす。
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